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「何よりもうれしかったのは、健康になれたこと。血管年齢が28歳に若返り、体の中から変化が起きているんだなって」

 

こう話すのは、昨年放送のバラエティ番組で始めたダイエットを、200日間続け、“やせるおかず”を食べるだけで12キロの減量に成功した伊藤かずえ(50歳)。やせるおかずのレシピをまとめた『伊藤かずえが12キロやせたレシピ』(小学館刊)が発売されたばかりだ。ダイエットのおかげで、今では、だるい、冷える、といった更年期の症状もすっかりなくなったという。そんな彼女が、50代を迎えた心境を語ってくれた。

 

『高校聖夫婦』(’83年)に始まり、『不良少女とよばれて』『スクール☆ウォーズ』(ともに’84年)などに出演。ツッパリ少女からお金持ちの令嬢まで幅広い役柄を演じ、大映ドラマの看板女優だった伊藤。

 

「当時はフィルムでしたから、NGが許されなくて。本番で笑っちゃったりすると、『フィルムを無駄にするな!』って叱られてしまうんですけど、なにせ劇画みたいな世界でしょう(笑)。ヒロインに恋のアドバイスをする場面で、『恋は壊れやすいのよ、ビタミンCのようにね』なんてセリフ、少年院の鉄格子越しに言うことじゃないぞ、と(笑)。監督に『一字一句変えずに読め』と言われるし、本当に、恥ずかしかったですね」

 

初めての主演作は、『ポニーテールはふり向かない』(’85年)。

 

「エキストラ時代から目標だった主役ができた、思い入れのある作品です。ドラマー役だったので、両手両足が違うリズムをきざめるようになるまで練習して」

 

20代、30代を経て、40代を迎え、また大きな目標がかなった。

 

「『人造人間キカイダー』(’72年)などで子役エキストラをやっていたので、いつかアクションがやりたかったんです。それが41歳で実現して、まさか40歳をすぎてワイヤアクションをやらせてもらえると思ってもみなかった(笑)。50代になって、お母さん役ももちろんやりたいですけど、やっぱりアクションかなあ。本気で戦えるおばあちゃんってカッコいいですよね(笑)。そのためには健康は不可欠。50歳という人生の大きな節目で、若さを取り戻せたことは本当によかったなあと思います」

 

やせてキレイになったら、やはり、次は新しい恋では?

 

「いい出会いがあればまた考えますけど、今はまだいいのかなぁと思っていて。シングルマザーとして子どもをきちんと育てながら、ママ友と一緒に旅行したり、と今は女子会が楽しくて(笑)」

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