『24時間テレビ』ではチャリティーパーソナリティーを務めあげ、視聴者の共感を呼んだ石原さとみ(30)。デビュー15周年記念として発売されたばかりの写真集もバカ売れ。ここ数年、憧れの対象として女性からの支持を拡大してきた彼女が、30歳になったここへ来て、さらに爆発的に存在感を増している。
「うれしい気持ちの半面、なんか申し訳ないなあとも思います(笑)」(石原・以下同)
世の女性から憧れられる、ってどんな気持ちですか? という問いに、そう気負いのない答え。
「子どものころ、よくドラマを見ていたんです。そこに出てくる女優さんたちがすごく好きでした。中谷美紀さん、常盤貴子さん、深津絵里さん、藤原紀香さん、木村佳乃さん……。知的で、センスがよくて、きれいで、演じる役によっていろんな顔を持っている。素敵だなぁって。だから、いま自分が“憧れ”と言われると、照れくさいですけど、そのときの夢がかなった気分です」
昨年放送された、主演ドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』では、劇中で身にまとうファッションも注目された。この秋同作がスペシャルドラマ『地味にスゴイ!DX 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系・9月20日21時~)として復活。
「昔、中谷美紀さんがドラマのなかでしているファッションをまねしていたことがあったんです。だから、ドラマを見た人に、そんなふうに思ってもらえる作品に出合いたいなぁと夢見ていて。今回は、衣装31パターン。何分に1回、着替えてるんだ!? っていうくらいに着替えてます」
昨年30代に突入。いまの目標は?
「影響力のある作品、伝えなきゃいけないことを伝えられる作品に出会いたいと思っています。そして、それをちゃんと伝えたいと思ったときに“石原さとみ”という人間について世間はどんな印象を持つのか、深く考えるようになりました」
気になる結婚については……。
「27~28歳のころは親孝行をしたいという思いから、『結婚しなきゃ! 子どもを産まなきゃ』と焦っていて。でも、何をもって親孝行なのかと考えたときに、“自分がいなくなってもこの子は幸せな人生を歩んでいける”っていう安心を与えることだなって思うようになったんです。幸せを感じるポイントって人それぞれ。だから気にしなくなりましたね」
最後に、スペシャルドラマ『地味にスゴイ!DX 校閲ガール・河野悦子』の見どころは?
「連ドラで描かれた、(菅田将暉演じる)幸人と悦子のモヤッとした関係性は解決するか!? 冒頭でわかりますのでお見逃しなく! 今回の悦子の衣装で、気に入っているのはキャップをかぶったファッション。プライベートでもハマっているんです」