光浦靖子(46・以下光浦)「私は人生=『めちゃイケ」だったんで。好きも嫌いもひっくるめて、その感情より深いものを感じてる。『信頼』という人間関係をはじめて経験したかな」
雛形あきこ(39・以下雛形)「(うなずいて)家族でもきょうだいでも親戚でもないけれど、この世界でず~っと一緒にいるって今までないので、この世界の“幼なじみ”みたい。みんなそれぞれの人生があり、でもその中でずっと会っているって、なかなかない経験だと思います」
大久保佳代子(46・以下大久保)「紗理奈さん、離婚とか過去とか、全部番組で出しているもんね」
鈴木紗理奈(40・以下鈴木)「そうですよ!」
ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)がメイン司会を務め、’96年10月にスタートした人気バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』(以下『めちゃイケ』、フジテレビ系・土曜19時57分)。岡村自らが『めちゃイケ』メンバーを訪問し、『来春3月に番組が終了する』と告げたのは11月の放送でのこと。
最終回まで残すところ3カ月。20代から40代へ、番組とともに生きてきた女性メンバーの光浦、大久保、鈴木、雛形が、収録前にフジテレビ・湾岸スタジオに集合。「めちゃイケ愛」を語りつくした。
鈴木「今後の人生で精神的にも肉体的にも『めちゃイケ』以上のものを求められることはないでしょう。相当鍛えられたから、この後の芸能界で怖いものがない。どんと来いという気持ちしかないです」
光浦「ここではメークするだけで、5時間前にスタジオ入るじゃん。この現場が“狂ってる”って、ほかの現場でやっとわかったよ。待ち時間もめちゃくちゃだったし」
雛形「メークしてから10時間待ちとかもよくありました」
鈴木「深夜12時終わりと言われたら、だいたい朝の6時終わりでしたね」
大久保「加藤さん(メンバーの加藤浩次)が『スッキリ』(日本テレビ系)の現場に行っちゃった後もやってたし」
光浦「ただ、オンエアは60分だからほとんどがカットになっちゃうんだもんね」
鈴木「懐かしいね」
20年以上の付き合いだが、プライベートでも連絡をあまり取らなかったという4人。番組終了後、その関係性はどう続いていくのだろうか。
雛形「いままでは、ここに来れば会えましたもんね。でもそれがなくなっても、『ご飯行こう、旅行行こう』と言われたら、普通に行ける」
光浦「収録が空いたときに、ヒナと一緒に、伊豆大島に行ったこともあるよね。それに、お互いに気遣いなんていらない関係じゃん」
雛形「誘われて断ったとしても、あと腐れもないし」
光浦「私、ぶっちゃけ『打ち上げ』のスピーチを考えてるんだけど」
鈴木「え、打ち上げあるの?」
雛形「ないでしょう。収録終わったら、もうサァーッと帰る気がしませんか?」
鈴木「嫌だ、行きたくないよ。なんで終わりをかみしめないといけないの?」
光浦「だって『めちゃイケ』は本当に過酷で、そのために体を壊したスタッフもいっぱいいるから。そういう人を集めて、500人くらいで、感謝の気持ちをこめてさ」
現在、’13年に再婚した雛形以外の3人は独身。過去に光浦は「めちゃイケ」を“寿退社したかった”と語っていた。
光浦「私、けっこう人生かけてきたんで、最後の最後、飛鳥さん(番組総監督の片岡飛鳥)がなんとかしてくれるんじゃないかと」
鈴木「え、結婚相手をってこと? それは自分で見つけないと!!」
光浦「だって、『めちゃイケ』に捧げた人生だったじゃん」
雛形「でもそこは、人まかせじゃダメですよ」
光浦「じゃあ打ち上げで飛鳥さんに言うか。『20代のとき、“男と付き合うな”とあなたが言ったから、私ずっと我慢してたじゃないですか!』って」
一同(爆笑)
鈴木「最後に『私と結婚してください』っていうのも、おもしろいかも。それ、やりましょ!」
大久保「私は、もう番組終わるし、スタッフに合コン、お願いしてますから」
鈴木「え、ついていこうかな」
光浦「そうか、紗理奈もフリーか。紗理奈vs.大久保さんねぇ……。46のババアと40のバツイチ子持ちか~」
雛形「そしたら私、どうしようかな、娘がもう大学生になるし……」
光浦「ヒナはグラビアやれば?」
大久保「人妻だし、エロいかも」
雛形「じゃあ、それは大久保さんにプロデュースしてもらわないと」
鈴木「それ、すごく過激なのをやらされるよ」
雛形「いちおう、考えたいとは思いますけど(笑)。でも、みんなの幸せを願ってます!」