名前を知らずともドラマ・邦画好きなら“見たことある!”と言うに違いない。演技派俳優・中村倫也(30)が、いま急激に注目を浴びている。長年多数の作品の脇を支え、のちに旬のイケメン俳優としてブレーク――ってこれ、高橋一生パターンじゃないですか!?
「中村倫也、キテますか!? そう言っていただけると、本当に来るかもしれないので、ゴリゴリお願いします(笑)。“キテるっぽい”って書いておいてください(笑)」
中村は本誌にそう語る。放送中のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系・金曜23時15分~※一部地域を除く)ではパワハラ夫を演じ、その狂気的な演技が話題を呼んでいる。
「反響はすごいです。『“貴様”って言う人、ひさしぶりに見た』って言われたりして(笑)」(中村・以下同)
高校時代にスカウトされて芸能界入り。キャリア10年以上で、さまざまな作品にさまざまな役柄で出演してきた演技派だが、「下積みが長いので」と語る。
「デビューして1年くらいは立て続けに仕事をいただけていたんですけど、徐々に休みの日のほうが増えていって、『この世界には合わない』と腐った時期もありました」
転機は、ある演出家の言葉だったという。
「『客の動員が見込めないと、キャスティングできない。早く売れてくれ!』と言われて。そこで初めて、楽しい人と楽しい仕事をやるためには、自分を見たいと言ってくれる人を増やさないとダメなんだ、と気づきました。そこから自分自身を変える努力をしたら、面白がってくれる人が増えて」
4月からは、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に出演。演じるのは、女性泣かせのイケメンだが、自身のSNSでは自らの容姿を“戦慄のタレ目”と揶揄も?
「見栄えだけで勝負できるとは思ってないんです。でもこのタレ目も好きな人にはハマるのかな(笑)」
ひょうひょうとした雰囲気をまといながらも、自称・職人かたぎの熱さも見せる。底知れぬ魅力が世の女性たちをとりこにする日は近い!