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子育てなどもとっくに終わり、代わり映えしない日常で……なんてもったいない! いまだからこそ、あなた自身の人生を取り戻すべき。「人生100時代」を楽しみ尽くすための、「学び直し」という選択。先駆者からのアドバイスには、豊かな後半生を楽しむヒントが!

 

「女性にとって、40代は心も体もひとつの転機。自分を改めて見つめ直す、たいへんいい時期です」

 

こう話すのは、明治大学公開講座講師で、同大学の復職のための教育プログラム「女性のためのスマートキャリアプログラム」の講義も受け持つ宇井美智子さん(83)。宇井さんは元TBSアナウンサー。27歳で退職し、’66年からは松下電器(現・パナソニック)のCMキャラクターとして全国を駆け回った。

 

そこで人を引きつけるためには行動心理学を学ぶことが必要と感じ、30代から“学び直し”を始め、現在は行動心理学を教える立場に。その間に、結婚、出産、育児、親の介護まで経験し、まさに“学び直し”の先駆者なのだ。

 

宇井さんに「40代からの学び直し」を成功させる7つのポイントを教えてもらった。

 

【1】この先何をしたくないかを自問自答しよう
【2】趣味ではなく収入に直結する学びを選べ
【3】夫はお金で黙らせる
【4】子どもとは同じ机で勉強しよう
【5】家族(義母など)にはギフト作戦が効く
【6】更年期の体調変化を予定に入れる
【7】学びの場の出会いは人生の宝

 

いざ40代で“学び直し”をしようと思っても「何をやりたいか」と聞かれて答えられる人は意外と少ない。

 

「そういう人は、これから先、自分は何をやりたくないか、考えてみてください・夫に命令されたくない、子どもにすがりたくない……おのずと答えはひとつ。今後の人生で自由に使えるお金が必要ということです。主婦にとって“学び直し”の原動力は、何を学ぶにせよ、自分でお金を得るスキルを身につけることだとわかります」(宇井さん・以下同)

 

学び直しを始めると、世間の表舞台に立つことからプレッシャーの連続。また家事と仕事の両立も。考える以上にたいへんだ。

 

「お金が学びのエネルギーというと、身もふたもないかもしれませんが、それは恥ずかしいことではありません」

 

これが83歳まで第一線でやってきた宇井さんの結論だという。

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