子育てなどもとっくに終わり、代わり映えしない日常で……なんてもったいない! いまだからこそ、あなた自身の人生を取り戻すべき。「人生100時代」を楽しみ尽くすための、「学び直し」という選択。先駆者からのアドバイスには、豊かな後半生を楽しむヒントが!

 

「女性にとって、40代は心も体もひとつの転機。自分を改めて見つめ直す、たいへんいい時期です」

 

こう語るのは、明治大学公開講座講師で、同大学の復職のための教育プログラム「女性のためのスマートキャリアプログラム」の講義も受け持つ宇井美智子さん(83)。宇井さんは元TBSアナウンサー。27歳で退職し、’66年からは松下電器(現・パナソニック)のCMキャラクターとして全国を駆け回った。

 

そこで人を引きつけるためには行動心理学を学ぶことが必要と感じ、30代から“学び直し”を始め、現在は行動心理学を教える立場に。その間に、結婚、出産、育児、親の介護まで経験し、まさに“学び直し”の先駆者なのだ。

 

宇井さんに「40代からの学び直し」を成功させる秘訣を教わっていこう。

 

いざ40代で“学び直し”をしようと思っても「何をやりたいか」と聞かれて答えられる人は意外と少ない。

 

「何を学べば収入に直結するか。ひとつの基準は、これを学んでどれだけ成功者がいるか。大学で言うなら、就職率のよい講座はどれかを調べて、それを中心に選ぶことです」(宇井さん・以下同)

 

実際に“学び直し”を始めると障害がいくつも出てくる。そのひとつが夫だ。

 

「大概の男性はやきもち焼き。妻がスキルアップするのが面白くなくて邪魔をします。そんなときは、『あなたが言ったとおり世間は厳しいね』と持ち上げ、『あなたの協力があるから学び直しできる』と感謝の言葉を添えて、お金を手渡すのがいちばん効果的。私の経験上、男は現金に弱いものです(苦笑)」

 

同じく子どもも足かせになるケースもあるが……。

 

「勉強するときは、子どもと席を並べていっしょにするんです。母親の姿を見れば、子どもも勉強せざるをえない。一石二鳥です」

 

義母や実母が「その年になっていまさら何を」と理解してくれないケースもある。

 

「いざというとき、子どもを預かってもらうなど、親の協力は大事。日ごろから記念日に生花を贈るなどのギフトで、相手の心をつかんでおくなど上手に付き合うこと」

 

個人差もあるが、40代は更年期を前に女性ホルモンが減少し、心身ともたいへんな時期だ。

 

「そうした体調の変化を最初から予定に入れて、“学び直し”のスケジュールを立てることも必要。でもね、更年期が明けて、毎月の生理から解放されると本当に爽快。これで仕事に集中できると感じると思います。それまでがんばって」

 

“学び直し”の場に欠かせないのがクラスメートの存在だ。

 

「同じ目的を持ったいろんな人が集まってくるので、情報交換や新しい人脈の宝庫。かならずや、これからの人生で欠かせない友人ができるはずです」

 

宇井先生はいま行動心理学に加えて「人生100年時代の女性の生き方」をテーマに講義。女性が「一歩踏み出す勇気」を全力でサポート中だ。