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2015年の「キングオブコント」(TBS系)で優勝したお笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズが今年8、9月に東京と大阪でオール新ネタの単独ライブを開催する。

 

しかし近年、彼らが注目されているのはコントのネタではない。「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)「アメトーーク!」(テレビ朝日系)「有田ジェネレーション」(TBS系)などの人気番組に出演した際、ナダル(33)の“奇人キャラ”が話題となっているのだ。

 

「お笑い向上委員会」ではナダルとザブングル・加藤歩(43)とのバトルが大ウケし、そのおもしろバトルがネットニュースになるほど。しかし当のナダルは周りにいじられて笑いが起きることに納得がいかなかったようで、大爆発した放送回を「吐きそうになった」「訳が分からない」と発言している。

 

実際、番組での会話を笑いに変える明石家さんま(63)に対し「さんまさんはからみずらい」と発言していると相方の西野創人(26)に暴露されたナダル。その暴露に対し、彼は「全部ボケやん!」と苦しい釈明をしている。そんな“さんま批判”の真意を探るため、インタビューマン山下(49)がコロコロチキチキペッパーズにインタビュー取材!

 

さっそく山下がナダルに「お笑い向上委員会」の話題を振ると、「向上委員会の収録はわけわからなくて毎回収録後風邪を引きます。その放送後に呼ばれる番組は、まともなバラエティが一個もない。僕は『ZIP』(日本テレビ系)とか出たいんです」と嘆きの声が。自分の描く理想的なバラエティの出方ができず、納得がいっていないようだ。

 

また「お笑い向上委員会」で「ミキが大阪で人気」と話題になったことがあった。そのときナダルが話題に入って行こうとすると、さんまに「お前は来週あるからええねん」と止められてしまったという。ナダルはこんな“本音”も漏らす。

 

「(さんまさんに対して)『なにが! 僕だけ(止められるの?)冷たない!? なんで止めんねん!』と思いましたよ。僕はミキさんのおもしろプチ情報でも話そうと思ったのに潰されて。もうちょっと、落ち着いてチャンスくださいよと。(止めるのも)ちょっと早いんすよ」

 

“日本一”ともいわれる司会者に、まさかのダメ出し! さらに20年来の先輩であるよゐこ・有野普哉(46)に対しても、不満が止まらない。

 

「お笑い向上委員会」でナダルが何か発言しようとしてひな壇で立つと、有野が服を引っ張って座らせたり顔を手のひらでこすって寝かしつけるというノリが名物になっている。その“定番”について、ナダルはこう語るのだ。

 

「腹立つときありますよ。座らされるとか寝かさせられるとか、『もうええって』と思いますね(笑)。有野さんは引っ張るときに小さい声で『やめとけ』と言っているんです。なんでひな壇おるのに(発言することを)やめとけって……」

 

だが西野は「でものびのびしているときほど、ナダルさんは無茶苦茶おもんないんです(笑)」という。ナダルは将来的な理想像についてこう語る。

 

「もともとはビシバシ仕切る芸風になりたいと思っていましたが、なかなか難しいと思います。ただ出川哲朗さん(54)も昔は抱かれたくない芸人の常連でしたが、今やMCの番組もやられています。だからあきらめずに、くりぃむしちゅーの上田晋也さん(48)のような芸人になれたらいいなと思っています」

 

たしかに上田は服を引っ張られて座らされたり、本番中に寝かされたりしない。

 

山下はこれまでのナダルの発言について、「ナダルさんの先輩への暴言は、“自分が考える芸人の理想像に近づきたい”というまっすぐな思いがあるからこその発言。そのことを周りの先輩方もわかっていらっしゃるがため、またナダルさんをいじりたくなります。それが大きな笑いに変わっているのではないでしょうか」と語る。

 

ナダルのキャラが覚醒したこともあり、今回の単独ライブは新たなコロコロチキチキペッパーズのネタが見られそう。西野も「僕たちは最近ネタのイメージがそんなになくなってきたので、『原点に戻ってネタもしっかりやるぞ!』」と意欲を見せる。

 

今後の彼らの活動から目が離せない!

 

(取材:インタビューマン山下)

 

【INFORMATION】
コロコロチキチキペッパーズ 単独ライブ2018
「わたがしとりんご飴」

<東京公演>
場所:新宿・ルミネtheよしもと
日時:8月9日(木)
[開場]18:30[開演]19:00[終演]20:30

<大阪公演>
場所:なんば・YES THEATER
日時:9月16日(日)
[開場]18:30[開演]19:00[終演]20:30

前売:3,000円/当日:3,500円

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