「行きたいところは、まだいっぱいありますね。特に離島に行きたい。島の人は本当に優しいんです。五島列島は人が温かいうえに、ご飯もうまい。礼文島では、『さようなら』じゃなく、『行ってらっしゃ〜い』と、言ってくれたのがうれしかったなあ。どの島でも帰るときに子どもたちがみんな見送りしてくれるんです。まだまだ日本には行っていない離島がたくさんあるので!」

 

そう話すのは出川哲朗(54)。電動バイクに乗った出川が、充電を頼みながら、全国を巡る『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系・土曜19時54分〜)。初の冠ゴールデンとなるこの番組は、7月に明石家さんま(63)がゲストとして登場した回の視聴率が13.2%を記録するなど、大人気なのだ。

 

出川は還暦まで番組を続けたいと語る。

 

「その願いがかなうかどうかを、岡山のロケで占ってもらったら、『続く』と出たので、うれしくてスタッフに伝えたんです。そしたら、現場がシーンとなって(笑)。2泊3日の旅の間、ずっとカメラを回していて、スタッフには本当につらいロケだから。でもみんなの手作りでやっている番組なので、ぜひ60歳まで力を貸してほしいですね」

 

10月には番組の旅をまとめたDVDも発売予定だ。

 

「DVD化のこと、僕に相談がひと言もなかったんです(笑)。でも、超ガチでうれしい」

 

現在、花王の「エッセンシャル」や「ベビースター」はじめ11社のCMに出演するなど、引っ張りだこの出川。はたして人気の秘密はなんなのか? ともにバイクを走らせてきたディレクターの土方教裕さんが、出川哲朗が愛される理由を教えてくれた。

 

「一緒に『充電』旅をしていて感じるのは、出川さんが人を大切にすることです。写真と握手を頼まれても絶対に断らない。予定が押していても、ニコニコして嫌な顔を見たことがない。雨や雪、酷暑のロケでも、『地獄だ』と文句は言いながらも、決してあきらめない力があるんです」

 

そのスタンスは昔から変わっていないと土方さん。

 

「今、時代が出川さんの魅力に気づき、追いついてきたんじゃないでしょうか。出川さん自身も、ずっと“こういうふうになりたかった”、つまりタレントとして今の場所を目指していたんじゃないかなとも思うんです。バッテリーが切れて何もないところで止まっても、なぜか優しい人と出会いがあり、温かく歓迎されて、家まで上げてもらえる。そんな“仏様”と出会える力を持っている。今後も、その“出川力”を近くで見ていきたいです」