人間に捨てられて傷ついた犬や猫に、新しい飼い主との幸せな出会いを――。そんな保護犬・猫活動のボランティアに取り組んでいる著名人に、その思いを聞いた!
■「愛犬の死をきっかけに、譲渡会をやると決めました」長与千種
「人間に捨てられ、人間を怖がる犬や猫に信頼してもらうには愛をもって寄り添うしかありません。けれど動物たちは、愛情を注げば必ず心を開いてくれる。保護主さんたちが手塩にかけてお世話してくれるおかげで、ここに参加しているのはみんないいコです! 人間の子どもよりもずっと言うことを聞いてくれるかもしれない(笑)」
長与千種(54)は、主宰するプロレス団体「Marvelous」の敷地(千葉県船橋市)で、約2カ月に1度のペースで保護犬・猫の譲渡会を開いている。
「うちに、20年間生きてくれたワンコがいました。試合に負けて泣いている選手がいれば、いつも近寄ってずっとそばにいる。自分が表のボスなら、そのコは裏ボス。そんな彼女が亡くなったタイミングで、現在、譲渡会を一緒に主催している方に出会い、即座に“自分も一緒にやる!”と決めました」(長与・以下同)
彼女いわくこの活動は「生きがい」。
「目標は殺処分ゼロです。65歳を過ぎたころ、那須あたりに移住して動物がのびのび暮らせる大きな動物王国を作れたら」
先日の事件で小指を負傷し「うまく抱っこしてあげられなくて」と残念そうだが、「事件をきっかけに譲渡会を知ってくださった方が1人でもいるならケガの一つや二つ。ピンチはチャンスです!」と実に頼もしい。
次回の譲渡会は、来年1月20日13時~15時開催予定だ。
「一匹でも多くの犬や猫に里親さんとの“シンデレラストーリー”を作りたい!」