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「やったぁ! うれしい!」と差し入れのグミに大喜びしてくれたのは本郷奏多(28)。そんなおちゃめな素顔とは裏腹に映画『凛-りん-』(2月22日より全国公開)では謎めいた転校生を熱演。実年齢28歳にして高校生役を見事に演じ切った本郷だが……。

 

「あまり意識してなかったんですけど、去年くらいから『もう20代後半ですが、高校生役を演じることはどうですか?』ってよく言われるようになって(笑)。自分でも気になるようになってきましたね」(本郷・以下同)

 

原作は又吉直樹の長編本格ミステリー。展開がまったく読めずに原作をスラスラ読んだという本郷は、28歳だからこそのやりがいも感じたそうだ。

 

「難しい役だなと思いました。しっかりとした演技が求められる役だなって。でも、だからこそ実際の高校生とは程遠い年齢の僕に回ってきたのかな、とも思いました」

 

そんな本郷ももうすぐ30歳。30歳には早くなりたい?

 

「嫌ですね。全然なりたくないです(笑)。20代はあっという間でした。まだないけど、“おじさん”っていじられるようになりますよね、きっと(笑)。あとは周りがみんな結婚していくから、あ~~って思います」

 

自分の結婚について考えることもあるのだろうか。

 

「結婚願望はほとんどないんですけど、子どもがすごく好きなので、結婚せずに子どもが欲しい。自分のクローンとか欲しいですね(笑)。かわいがりやすいから、遺伝子は自分のを入れておきたいんですよ。でも結婚もしたくないし、自分の遺伝子が50%しか入らないより100%入れたいから。自分と完全に同じ思想を持ったひと回り小さいやつを作りたいですね(笑)」

 

結婚願望がないのは仕事に支障が出ないか心配だから、そして理想の女性に出会えないからだそう。

 

「たぶん、結婚したいって思うような女性が世界のどこにもいないです(笑)。理想のタイプは……。難しいですね。自分よりきれい好きで、虫が殺せる人がいいです。僕が無理なので。でもきれい好きなのと、虫を殺せるワイルドさってあんまり両立しない分野なので難しいですよね。虫を『なんだ虫なんかで』って言っている人が、ふだんからきれいにしているとは思えない。すごい偏見ですけど。そこを両立した女性と出会いたいですね。仕事に支障がなくて、そういう女性に出会えたら即結婚します(笑)」

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