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ギャグあり、シリアスあり、ボーイズラブ(BL)ありと、なんでもありの不朽の名作『パタリロ!』の実写映画が6月28日公開。’16年、’18年の舞台版に続いてパタリロを演じるのは個性派俳優の加藤諒(29)。表情がころころ変わるパタリロをどうやって演じるの? と思われるだろうが、見てびっくり、途中から加藤がパタリロにしか見えなくなるのだ!

 

「そう言われるのは本当にうれしいです。適役やハマり役と言っていただける役に出合えるのはすごく幸せで、奇跡だと思うんですよね。そういう役が僕にとってパタリロなのかなと。だからこそ、誰にもやってほしくない気持ちが強くて。“実写は加藤諒”と思っていただきたいです」(加藤・以下同)

 

原作の漫画は’78年から現在も連載が続く超長期作品で、’82年にアニメ化もされた。作品にどのような感想を持ったのかを’90年生まれの加藤に聞いてみた。

 

「舞台化のお話をいただいたときに初めて読んだのですが、お花ひとつとっても手描きで、ギャグ漫画ではあるけれど、すごく美しくておしゃれだなと思いました。今はBL作品が多いじゃないですか。だから衝撃は受けなかったです。それよりもパタリロのゴキブリ走法はどうすればいいんだろうってちょっと練習しましたね(笑)」

 

本作は、漫画の世界観をそのままにサービス精神満点な演出になっている。原作者の魔夜峰央さんが登場するわ、映画も話題となっている魔夜さん作の漫画『翔んで埼玉』のパロディもあるわで、はちゃめちゃすぎて、笑いをこらえるのに必死。

 

「映画館で、声を出して笑って見てもらいたいです。今後もパタリロを演じていきたいので、皆さんのお力が必要です。ぜひ映画館へ足を運んでください。初動が大事なので、パタリロの応援をよろしくお願いいたします!」

 

と、ユニークなコメントで作品をPR。そんな加藤のプライベートが気になり、休みの日はどのように過ごしているかを聞くと。

 

「ふだんは映画や舞台を見に行くんです。でも最近、連休があったんですけど、もう見たい映画も見尽くしちゃってたから、『遊んでくれる人募集』というLINEを友達に送ったんです。でも、返信が来なくて……。だからずっとひきこもっていました」

 

そう言って笑う口元もパタリロにそっくり。その様子は劇場で確認してみて!

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