(撮影:荒木勇人) 画像を見る

「“美しいものを測りたくなる”っていうのはすごくわかります。自分が興味を惹かれたものを、とことん知り尽くしたいっていうのは僕も同じ。その熱量と好奇心に共感できました」

 

映画『アルキメデスの大戦』(7月26日公開)で演じた天才数学者・櫂直(かい・ただし)との共通点を語った菅田将暉(26)。一方、自分と違う部分については「圧倒的に頭脳じゃないですかね」と笑う。

 

しかし、歌手やラジオパーソナリティをはじめ、いくつもの顔を持つ菅田は、やはり好奇心の強さでは、櫂にも引けを取らないはずだ。

 

「いろんなことに興味があるんです。だから“やっていいよ”って言われたらやる。ほとんど全部ダメ元ですけど。でもまあ、ダメだったらダメでもいいし。怖いからって、挑戦しないのがいちばんイヤ。いつもとりあえずやってみて、そこからどうしようって感じです。だから後悔することもありますけど(笑)」

 

その好奇心はいまや、俳優の枠を超え始めている。今年大ヒットしたドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』に、菅田は企画段階から携わっていたというのだ。

 

「作品の“哲学”について、脚本家さんとプロデューサーさんと僕で共有できたからこそ、あそこまで影響力のあるドラマになったんだと思う。最近、ありがたいことに意見を聞いてもらえる機会が増えていて。そういうときは、やっぱりすごくハートが乗っかります」

 

今後も作品作りに深く関わっていきたいと語る彼に、今作りたいのはどんな作品か聞いてみた。

 

「同世代の俳優やスタッフと、1つ爆発的なテレビドラマを作りたい。20代最後の青春を描く群像劇がいいですね。僕たちが学生のころって、そういう作品がいろいろあったんですよ。でも最近は、20代の俳優が大暴れするようなドラマは減ってるし、そもそもテレビを見ない人も増えてる。かといって、自分たちの世代で途切れさせるのはすごく悔しいんです」

 

ちなみに、そのドラマで共演したい俳優は柳楽優弥(29)だという。

 

「柳楽くんと三角関係とかやってみたいですね! それで、友だち役の太賀(仲野太賀・26)に相談するっていう。もちろん映画も舞台も並行してやっていきたいけど、やっぱり僕たちはドラマを見て育ってきてるので。テレビっていうもののなかで、もうちょっと暴れてみようと思っています」

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