アメーバブログ女芸人部門でアクセス数ダントツ1位を更新中のだいたひかる(44)。’16年2月に乳がん治療のため右胸全摘手術を受けたときのことや、その後の経過をユーモラスにつづっている。
本誌でも、7月に掲載した当企画前編で、今年の3月にがんが再発したことを報告してくれた。乳房を全摘している右側にまさかの再発……。夫の小泉貴之さん(42)と一緒に取材に応える様子は相変わらず仲がよく、夫婦漫才のようだったが、当時は転移の有無がはっきりしない状況だった。
今回は最終の検査結果と共に、だいた流“がん患者あるある”をご紹介!
【がん患者あるある】友達も断捨離
だいた「前回は再発しているがんが転移していないか、調べている途中でお話ししていたんですよね。PET検査の結果は出ていて、その画像で腰の骨あたりに転移の可能性があるかも……っていうときでした。あの後にMRIで検査をして、転移なしってようやくわかって、安心しました」
小泉「あのとき明るく話していましたが、正直、ナーバスな心境でした(笑)。とにかくオールOKとなるまでが長いんですよね」
文具やファンシー小物のコレクターでもあるだいたが、がんになってから断捨離を敢行中。
だいた「私はがんになって、もしかしたら死ぬかも? って、“死”と初めて対面しました。大きな病気をしたことない人ががんになったら、たいていそうなると思いますよ。それでどういう死に方するのかなとか、どれくらい生きられるのかなとか、まあ考えるんですけど……。自分のモノのなかで変な日記とか、他人に見せない前提のモノってあるじゃないですか。これを片づける人は誰か? って考えたときに、捨てとかなきゃ! って思いますね。思い出より未来のほうが大切になってくるものなんですよ。モノだけじゃなくて友達でも、理解がないなっていう人とは、やっぱり付き合いづらくなるというか……。がんにならなくても人間必ず死にますけど、限られた時間を大事な人たちと過ごそうと思うようになると思います。そういう意味で身軽にしようとしますよね」
【がん患者あるある】SNSで励まし合う
だいたのブログのコメント欄には、がんに関するQ&Aが書かれている。治療費、薬の名前、検査の内容などを「自分の場合は」と細かく回答していることもあり、アクセス数が右肩上がりだ。
だいた「身近な人に言いづらいことでも、SNS上だとみんなで情報を共有できるんですよね。ステージ4だけどまるまる太って元気ですとか、私みたいに治療で痩せなくて腹立つとか、いろんな事例が飛び交ってます。病院でお会計だけで1時間くらい待つようなときに、私は普通に待っていたんですけど、『まとめ払いができますよ』って読者の方に教えてもらったことも。同じ病気の読者同士で教え合えるって実用的ですよね。世代によりますけど、情報取り入れるためにSNSやる人多いと思いますよ。がんになったのがSNS全盛のこの時代でよかったなって思ってます」