「生まれたときに産声をあげるかのようなピュアな気持ちで、白のイメージにしました」
黒のギラギラとしたパフォーマンスを披露し話題を呼んだ年末の『紅白歌合戦』から一転。’20年の氷川きよし(42)は、無垢でナチュラルなイメージ。2月4日に発売される最新シングル『母』のビジュアルでは、そんな自然体の氷川の姿が。曲のテーマを提案したのは、氷川自身だ。
「3年くらい前に、なかにし礼先生とお仕事をさせていただいたときに作詞をお願いしました。私の心のなかに曲のテーマは具体的に決まっているものがあり、“『母』一文字で作ってください”とお伝えしました。それから3年近くの月日がたち、できあがった作品です。なかにし先生からは“母親が病室で生きるか死ぬかの状態のときの気持ちだよ”と」
普遍的なテーマだが、自身の母への強い思いも込めている。
「世界中どなたにも母がいる。母に応えたい、母を喜ばせたい。母に対する思いは世界共通です。みなさんの母。そして、どんなときも私のことをいちばん理解しているたった一人の大切な母、年を重ねて小さくなって私のために生きてくれている、そんな母にささげる魂を込めた歌です」
来る2月2日でデビューから満20年。21年目、新たな気持ちでスタートを切る“きーちゃん”の動向に、ますます注目が集まりそう!
「女性自身」2020年1月28日号 掲載