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「自分の演技なんて見てられないですよ(笑)。いまだに役者としてやっていけるという手応えみたいなものを感じたことないですし……。いつどうなるかわからない仕事だと思っています」

 

さまざまなキャラクターを演じ分け、カメレオン俳優との異名を持つ安田顕(46)。新ドラマ『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日系・土曜23時15分〜)では、アリバイ崩しが得意な時計店の店主の美谷時乃(浜辺美波・19)とバディを組み、事件を解決へと導くエリート刑事・察時美幸を演じる。

 

安田といえば、昨年だけでもNHK連続テレビ小説『なつぞら』や『俺の話は長い』をはじめ、映画『ザ・ファブル』などの話題作に多数出演しているが……では、どうなれば、自分自身を俳優だと認められるのだろうか。

 

「万人に俳優って言ってもらえるようになって、あと、自分で納得できたらいいのかな。なかなか難しいです。ただ、映画『愛しのアイリーン』(’18年)で演じた岩男は、あの時点でああすればよかったというものがなくて。自分の持っているものを精いっぱい出し切ることができたと思います」

 

最後に、バディものを描いた最新作にちなみ、約25年にわたる俳優生活のなかで最高のパートナーを聞いてみた。

 

「妻です! 情けない話になってしまうんですが、仕事のないときもずっと支えてくれましたし、20年以上ともにいますので」

 

どんな支えがあったのか、さらに深堀りしたいところだが、「それは内緒です」の一点張り(笑)。そこで、話題を変えて、大学の演劇研究会で出会った森崎博之(48)や大泉洋(46)らとともに結成した演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーはどんな存在なのかと尋ねた。

 

「あ! そうですよね! 当然出てくると思いましたよね(笑)。もちろん、彼らとの出会いがなかったら今の自分はいないです。本当に感謝しています。これからも互いに切磋琢磨しながら、つかず離れず長くやっていけたらいいなあと思いますね。『なつぞら』でも、僕らが同じシーンに出るたびにファンのみなさんがあんなに喜んでくださって。続けていく限りさまざまな可能性がありますし、まだまだいろんな夢が彼らと見られると思います」

 

「女性自身」2020年2月25日号 掲載

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