(撮影:福田ヨシツグ) 画像を見る

「市原くんとは初共演で、最初は走りの呼吸を合わせていく作業に苦労しましたね。走りを教わっていくなかで、だんだん一緒に走ることが楽しいと思ってきたんです。ただ、海沿いを走るシーンはつらかった……。真冬ですし、寒かったです。上はノースリーブ、下は短パンなので(笑)」

 

そう話すのは、BS-TBS開局20周年記念ドラマ『伴走者』(BS-TBS・3月15日19時〜)で市原隼人(33)とダブル主演を務めた吉沢悠(41)。

 

本作は、視覚障がいのある陸上選手の目の代わりとなって並走する“伴走者”の淡島(吉沢)と、不慮の事故で視力を失った元サッカー選手の内田(市原)がパラリンピック出場を目指して奮闘する姿を描いた物語だ。

 

今年で芸能活動22年。たくさんの作品に出演するなかで、引退を考えた時期もあった。

 

「自分がこれからどうしていきたいか。俳優をなんでやっていたのか……と20代で葛藤していた時期に芸能界を辞めてニューヨークに行ったんです」

 

現地でいろいろなものに触れ、演技が好きだということを再認識できたという。

 

「カメラの前にいることが当たり前じゃない、と演じる喜びを改めて感じて。役者としてやっていきたいという思いが一度立ち止まったこのときに強くなりました」

 

その後、芸能界に復帰。現在は結婚し、プライベートも充実した日々を送る。

 

「休みの日は愛犬のフレンチブルドッグを散歩させるのが日課になってますね。散歩仲間との世間話が結構楽しくて(笑)。サーフィンもそうですけど、業界に関係のない人と一緒に楽しむことが多いかもしれないです。役者と考え方が違うのが面白くて、おのずと近い存在になってますね!」

 

「女性自身」2020年3月17日号 掲載

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