「妻に捨てられたら大変なことに…」草刈正雄語る家族への感謝
(撮影:荒木勇人)

「50年はあっという間だったというか、長かったというか……。この年になるまでよくやってこられたなあと思いますよ」

 

今年でデビュー50年を迎える草刈正雄(67)。3月15日スタートの主演ドラマ『連続ドラマW オペレーションZ~日本破滅、待ったなし~』(WOWOWプライムにて日曜22時~)では俳優人生初の内閣総理大臣役に挑戦している。

 

時の内閣総理大臣・江島隆盛(草刈)は、1,000兆円超の借金を抱えた日本を救うため、すなわち日本の将来のために、“歳出半減”を宣言。精鋭の財務官僚を集め、「オペレーションZ」と名付けられた特命プロジェクトを始動する。

 

「目下、撮影真っただ中なので、気分は総理ですね、悪くはない。ただ、驚いたのは膨大なセリフ量。最初は面食らいましたけど、だんだん快感になってきました(笑)」

 

主演作に恵まれる喜びを感じつつ、これまでの歩みを振り返る。

 

「20歳そこそこでポンと世に出てあれよあれよと売れましたが、30歳を過ぎてからはフィルムの仕事がめっきり減り、つらい時期を過ごしました。とにかく、このバタくさい顔がずっとコンプレックスでね、年を重ねるほどこの仕事は厳しいんじゃないか、と。日本のオヤジみたいな役は絶対無理だろうと思っていました。そういう意味では、今回の総理のような役をやらせていただけるのは本当にうれしいです。時代劇も最初は難しいと思っていたけれど、意外といけたんですよ。最近は『真田丸』(’16年)の昌幸役でプチブレークしちゃったし(笑)」

 

山あり谷ありの役者人生。「どんなことがあっても辞める気はなかった」と言うが、支えになったのはやはり家族の存在だ。

 

「妻と子どもたちがいたから続けてこられたと思います。それに役者の仕事は楽しいですよ。もう老い先短いですし、妻に捨てられたら大変なことになっちゃうのでね、なんとか仲よくやっていかないと(笑)」

 

近年さまざまな役を演じ分け、人々を魅了する草刈。役者としての今後の夢は?

 

「やりたい役とか、そういうものがあまりなくて。こういう役を草刈にやらせたいと言っていただけることがうれしいし、そういうものにチャレンジできることがワクワクする。体が動く限り役者を続けられたら、こんな幸せな人生はないですね」

 

「女性自身」2020年3月17日号 掲載

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