はあちゅう&しみけん「家族会議」男女で違う写真への温度感

2018年7月に事実婚を発表し、2019年9月に長男が誕生した、はあちゅうとしみけん。活躍する業界もファン層も違う異色夫婦が、「これ、どうする?」「あれ、どう思ってる?」と赤裸々に語り合う本誌連載「家族会議 議事録」の第30回。結婚式や記念写真、子供の成長イベントに対して、世間の声は分かれます。

 

 

はあちゅう「私が、すごく根に持ってるネットニュース記事があるんだけど」

 

しみけん「何?」

 

はあちゅう「私たち、以前マタニティフォトやウェディングフォトを撮ったじゃない。それに対して『女の自己満足につき合わされるしみけん、かわいそう』って書かれた」

 

しみけん「僕、『かわいそう』と思ってもらおうなんて、全然思ってない(笑)。『はあちゅうが喜ぶなら』と思っただけなのにね」

 

はあちゅう「そう言われがちなんだよ。結婚式も、『女がやりたがってるだけで、男がつき合わされてる』って。今日はそれについて、話したい」

 

しみけん「これは長くなるな(笑)。まあ、人がやっていることに、いちいち文句を言う人は、うだつのあがらない人生を送る人よ。いいよ、気にしなくて」

 

はあちゅう「その記事を書いたのは、女性のライターさんだったんだよ。なのに、『こんな意地悪なこと言うんだな』って驚いた。あのね、『この夫婦イタい』ならわかるんだよ。だけど、『はあちゅうがしみけんを無理につき合わせてて、はあちゅうイタい』って、どういう偏見なのよって」

 

しみけん「ディズニーランドに対する気持ちの強さの差も、それにあたるからね。彼女は開園と同時に入って1日遊んでいたいけど、彼氏は夕方6時からの『アフター6』チケットでいいじゃんって」

 

はあちゅう「私たちは結婚式を挙げてないけど、もし私がやりたいって言ってたら、どうしてた?」

 

しみけん「せっかくだから、僕も楽しみたい」

 

はあちゅう「パンツ一枚で式挙げるとか、そういう感じ?」

 

しみけん「そうそう(笑)」

 

はあちゅう「男の人って、『結婚式』に前向きじゃないのかな?」

 

しみけん「僕から見て、男性の半分は『相手につき合ってます』って思ってる印象。『そんなに派手にやらなくても……。お金もかかるし……』ってな具合に(笑)」

 

はあちゅう「マタニティフォトの場合、私たちは『撮影イコール仕事』のことも多いから、カメラマンさんによる撮影が、ことさら『ハレの日』という感覚がないんだけど、いい写真を撮ってもらう機会って貴重じゃない?ウェディングとかマタニティとか、『せっかくだから、撮ろう!』ってなっても、よいものなのに」

 

しみけん「奥さんじゃなくて浮気相手とだったら、『撮りたい』って気になるんじゃない?(笑)」

 

はあちゅう「なんで?」

 

しみけん「ハワイで重婚結婚式を挙げて、記念写真まで撮っちゃった議員さんがいたじゃない。あれ、男なら全員わかると思う。テンション上がっちゃってて、記念で残しておきたいんだよね。『結婚できない』って思ってるからこそ、やりたくなっちゃう」

 

はあちゅう「重婚の話は置いといて(笑)、じゃあ子供との行事写真は? 七五三の写真とかは撮りたい?」

 

しみけん「それは撮りたい。子供の成長は嬉しいし、子供が将来、『写真ないの?』ってさみしい気持ちになるだろうし」

 

はあちゅう「『どこまで子供との行事を写真に残しておくべきか問題』があってね。私、『お食い初めをパスします』って書いたら、『なんでやらないんですか。子供がかわいそうです』って叩かれてたみたい……。結局、母が “サプライズお食い初め” をしてくれて、簡素にやったけど、お食い初めを飛ばしたとして、それはそんなに悪いことなの!?」

 

しみけん「僕が『写真を残したいな』って思うのは、プラスの感情が湧いたとき。ディズニーランドとか旅行とか。クリスマスツリーの前とか、七五三も、入園式も入学式もそうかな」

 

はあちゅう「お食い初めは、『こだわらなくていいかなー』くらいの気持ちだったんだけど、『伝統行事をすっ飛ばすとは何事』みたいに怒ってる方が……(笑)」

 

しみけん「動物園に連れて行って、シマウマを背景に撮ったほうが楽しいよ(笑)」

 

はあちゅう「ところで、息子との写真については言いたいことがあるんだけど。私のスマホのカメラロールには、けんちゃんと息子の写真がめちゃくちゃあるのに、けんちゃんのカメラロールには息子の写真だけで、私と息子の写真はないよね」

 

しみけん「え? 撮ってるよ(笑)」

 

はあちゅう「たまに撮ってても、私は背景なんだよ。息子がメインで写ってて、私はただの背景。ピントが合ってなかったり、目をつぶってたり。私はベストショットを撮るために、たくさん撮るのに、けんちゃんは『カシャカシャ』で終わりじゃん」

 

しみけん「作り込んだ画が嫌いだから。なんか表面的じゃない?」

 

はあちゅう「これ、まわりでもよく聞くの。カメラが趣味のお父さんを持たない限り、お母さんと息子の自然な状態の写真って、お母さんたちは、あんまり持ってない。このフラストレーション、けっこうあるよ」

 

しみけん「わかった。じゃあ撮ろう(笑)」

 

はあちゅう「マタニティフォトとかもそうなんだけど、『写真撮ってほしい』って言うと、自分大好きな人みたいに聞こえるかもしれないけど、そうじゃないの。2人で過ごした時間の思い出を残したいんだよ! これは世の中の旦那さんに、もっと知ってほしい!」

 

しみけん「はい……」

 

はあちゅう「けんちゃん、お寿司屋に行ったときは、『寿司は、こうやって撮るんだよ』って、私に細かく指南するじゃん。その熱心さで、私を撮ってよ!」

 

しみけん「承知しました……」

 

 

【はあちゅう】

1986年、神奈川県生まれ 慶應大学在学中より、ブロガー活動を開始。会社員経験を経て、2014年、フリーに。1月16日に新著『とらわれずに生きるための幸福論 じゃない、幸せ。』(秀和システム)を発売

 

【しみけん】

1979年、千葉県生まれ 1998年にAVデビューし、出演本数は約1万本の現役AV男優。最新刊に『しみけん式「超」SEXメソッド』(笠倉出版社)がある

 

取材&構成・稲田豊史
(週刊FLASH 2020年3月31日・4月7日号)

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