「光源氏といえば、希代の色男というイメージがありますが、今回僕が演じた光源氏は、現代で目にするものに純粋に反応する、ピュアな人だなという印象を受けました」
そう話すのは、ドラマ『いいね! 光源氏くん』(NHK総合・土曜23時30分〜)で平安から令和の現代へ次元ジャンプした光源氏に扮する千葉雄大(31)。時代のギャップに驚く姿が、コミカルでもあり愛らしくもある。
「役づくりとしては、ひとつひとつの仕草が美しく雅になるように心がけました。和歌を詠むシーンでは、ついてくださった先生の教えを守り、気持ちを入れて表現しました」(千葉・以下同)
プレイボーイの代名詞・光源氏に、もし千葉自身がなれたら何をしたい? の問いに「えー、不倫三昧じゃないですか(笑)」と冗談を言い、場をわかせたあと、こんな願望を口にした。
「のちに光の義兄・中将(桐山漣)も現代へジャンプしてきてホストクラブで働くようになるんですけど、桐山さんは役の勉強のためにホストクラブへ体験に行ったみたいです。僕も行きたかった! ホスト、やってみたいじゃないですか。でも、(いざ体験したら)女性客から『話つまんない』とか言われたりして(笑)」
光源氏はスマートフォンなど文明の利器に驚きながらも、素早く自分に取り入れていく。千葉自身も生活の中で新しく使っているものが。
「SNSなどで見る、知らない言葉。たとえば了解を『りょ』と言うとか、『ぴえん』といった単語は積極的に使うようにしています(笑)」
「女性自身」2020年4月28日号 掲載