(撮影:荒木勇人) 画像を見る

「『母』は、デビュー満20年となる今年の勝負曲。今回は、前回買っていただいた方にも楽しんでいただけるように、カップリングを変えたりピアノ・バージョンを作ったり、より言葉が入ってくるアレンジにしました」

 

そう話すのは、7月に発売されたシングル曲『母』の新バージョンが話題になっている氷川きよし(42)。ジャケット写真の“赤”は母親をイメージした色だという。そんな自身の原点ともなっている母への思いを語った。

 

「最近、父と母を合わせたような顔になってきて。ああ、やっぱり2人の子どもだなってしみじみ思います。両親も年をとってきているから、なるべく一緒にいてあげたいですね。ふだんだったら実家の福岡には年に2~3回帰るんですが、コロナの影響もあってなかなか帰れていないから寂しいです。長生きしてほしいっていうのが毎日の願いです。いまは、テレビとか雑誌で頑張ってる姿を見せることで親孝行できたらいいなと思います」

 

また、母の人柄についてはこう明かす。

 

「母はなにも強制しない人なんです。何かを始めるときも『キーはキーらしく楽しんで仕事してくれるのがうれしい』って言ってくれますね。いつも僕の幸せを願ってくれていて、いちばん尊敬できる、いつまでたっても憧れる存在です」

 

こうした母の後押しもあってか、自身初となるポップスやSNSでの発信など、新境地に挑戦し続けている氷川。その果敢な姿は、若いファンからも支持を集めている。

 

「みんながやらないことをやりたかったんです! 自分のオリジナルな表現で、新しい自分を再発見していきたい。今後も、挑戦し続けていきたいですね」

 

「女性自身」2020年8月18日・25日合併号 掲載

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