(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」製作委員会 画像を見る

【木ドラ25】『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系/木曜25時~)、通称“チェリまほ”が、24日放送の最終回を前に、どんどん盛り上がっている。同期の安達清(赤楚衛二)と両想いになり、“愛情表現マシマシ”状態の黒沢優一を演じる町田啓太(30)に話を聞いた。

 

――“チェリまほ”はBL漫画原作の作品ですが、最初にオファーをもらったときの感想を教えてください。

 

僕はいわゆるBL作品というものに触れたことがなく、原作も読んだことがありませんでした。ですので、先入観などもないまま、まっさらな気持ちで企画書を読ませていただいたときの第一印象は、「すごく楽しそうだし、演じてみたい」。

 

――その後、原作も読んだのですか?

 

もちろんです。ただ、僕がイメージしていた物語とは少し違いましたね。魔法が使えるということで、もっとファンタジー要素が強いのかと思っていたのですが、魔法はエッセンスであって、主な軸は人間ドラマと恋愛ドラマで構成されていて、バランスがいい作品だと思いました。“人に触らないと、相手の心の声がわからない”というのも、面白いですよね。

 

――赤楚さん演じる安達が使える魔法がストーリー展開に対して、いい効果をもたらせていますよね。

 

そうなんです。魔法が使えるなら、その力を悪用して人に嘘をついたり騙したりもできそうなものですが、安達は相手の心の声に純粋に戸惑い、悩み、思いを馳せる。優しさと思いやりを持って、人との距離を測っているんですね。それってとても素敵なことだなと思って、この作品に関わらせていただきたいと思いました。

 

――町田さん演じる黒沢優一は、仕事ができるイケメン敏腕営業マンですよね。

 

黒沢は男から見てもカッコイイと思えるような、理想的で完璧に見えるキャラクター。それがどこまで表現できるか、僕にきちんと務まるのかという不安はありましたが、それもまたひとつの挑戦ということで、やらせてもらいました。

 

町田啓太語るチェリまほ秘話「赤楚くんと無言の合図を…」
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――撮影で大変だったことは?

 

この作品では「黒沢の心の声が漏れている、その声が安達に聞こえている」という演技が大切なシーンなのですが、赤楚くんと僕が現場で演じているときは、後から心の声をアテレコすることがほとんどなので、心の声は言わないし、聞こえていない状態なんです。だから、無言で演じなければいけない。そこが難しいんですよね。

 

現場でテストをするときには心の声を言って、まず演じてみて、お互いの反応を見ます。本番になると無言なので、僕と赤楚くんで合図を決めました。カメラに見えないように、僕が赤楚くんをチョンと触って、次の演技を促したりしていたんです。セリフの確認をして、「ここだったら合図を送れるんじゃない?」「安達がこの場面でそういう反応するんだったら、ここで合図を送るね」など、二人で試行錯誤していました(笑)。

 

――昨年11月に発売した1st写真集『BASIC』が、なんと5刷で累計5万部を突破しました。約1年経って、写真集について振り返ってみると、いかがでしょうか?

 

20代最後のあのときだったからこそ、自分の考えられる限りの“根本=BASIC”を表現させてもらいました。1年前ですが、だいぶ前のことのようですね。20代が終わって30代がスタートした年に、写真集も重版させていただけて、本当にありがたいです。

 

――全国の大型書店やネット書店だけでなく、さらにアジア圏での書店にも出荷しています。

 

日本のみならず、海外にも出荷していただけるということで、なかなかビックリしています(笑)。より多くの人に気にしてもらえて、実際に手に取ってもらえているのがわかると、本当にうれしいですね。写真集の発売直後も東京・名古屋・大阪でお渡し会をさせていただいて、直接買ってくださる人たちにお会いできてうれしかったのですが、またさらに手に取ってもらえる機会が増えたことがありがたいです。僕自身も気を引き締めて、より役者業に邁進していかなければと思っています。

 

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