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「事務所の名前は『(株)スマイル』です。こんなご時世ですから一人でも多くの人を笑顔にしたいという思いから名付けました」

 

晴れやかな顔つきでそう語ったのは、酒井法子(50)。5月1日、酒井は所属する「オフィス・ニグンニイバ」を退所し、今後は自ら立ち上げた個人事務所『(株)スマイル』で活動していく。

 

86年にサンミュージックから芸能界デビューした酒井は、愛くるしいルックスでたちまち人気を集め、“のりピー”の愛称で親しまれるトップアイドルに。09年にサンミュージックを離れると12年に前事務所へ移籍し、今回、裸一貫での再スタートを切ることとなった。

 

独立を決断した背景には、まもなく迎える芸能生活35周年という“節目”が大きく影響しているようだ。

 

「40代前半は独立なんて考えたこともありませんでしたが、最近は独立される芸能人の方が多く、私も“そういうやり方もあるのか”と、ここ1~2年で考えるようになりました。私自身、芸能生活も35周年を迎えるにあたって、これから先のことを考えたときに、“あとどれくらいこのお仕事ができるのかな”って。

 

そこで無謀かな? とも思ったのですが、自分の世界観を変える“最後のひと頑張り”の時期に来たのかなと。今、世の中の状況が大変ななか、私も自分自身のことを振り返って独立という決断をしました。もちろん事務所とは円満退社です。最初はびっくりしていましたが、自分の気持ちをきちんと聞いてもらって一つ一つ解決していきました」

 

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