久本雅美語る“おひとりさま”の老後計画「孤独死も腹くくってます」
画像を見る ひとりで背中に湿布を貼る方法を披露

 

■久本雅美「孤独死も腹をくくっています」

 

そうはいっても御年63歳。老後への不安はないのだろうか。

 

「一人でいるときに突然倒れても、そうなったら、しゃあないでしょ。孤独死も腹をくくっているんです。ずっと独身だから、今では『ひとりで背中に湿布を貼る方法』まで身につけてしまいましたからね。『寂しいから』とか、『そばにいてもらったら安心』という理由だけでは結婚はできない。もし相手のことを本当に好きじゃなかったら『クチャクチャ食べて』とか『トイレの便座上げっぱなしや』とかストレスがたまるでしょ(笑)。尊敬と愛情があってこそ、その辺は乗り越えられると思うんです」

 

テレビ番組での“結婚したい”発言も多い久本さんだが、本心は同世代の女性や女性芸人の結婚の知らせを聞いても嫉妬することはないという。

 

「正直、今すぐ結婚したいという気持ちはありません。人と比べる必要もないと思っていますし……。だから先日、すみれさんの結婚を聞いたときも、素直に『うれしい! おめでとう!』という気持ちでいっぱいになりました。ただ、このまま結婚しないと自分がわがままになるのではという心配もあるんです。結婚すると、何でも思いどおりというわけにはいかないから、人としての器が大きくなりそう。そこへの興味はあります(笑)」

 

久本さんの理想の結婚相手に変化はあったのだろうか?

 

「以前は年下の若いコが好きだったけど、今は落ち着きがあって、私の好きなようにさせてくれる人がいい。芸能界でいうと竹野内豊。あ、結局若いコや(笑)。ほかには、生活リズムが合う人がいいですね。私が『眠たいな』って言ったら向こうも『眠たいな』って返してくれるような。それを『え? 22時で寝るの? 嘘でしょ? まだまだ夜中まで遊ぼうよ!』って言われたら私は1カ月で死んじゃうからね(笑)」

 

■後輩にいじられる先輩でありたい

 

“おひとりさま”をめいっぱい満喫している久本さんに70代、80代の目標を聞いた。

 

「お仕事でいえば黒柳徹子さん。80歳を超えても自分の番組を持ち続けているのがすごい! この前も、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でジャニーズの『なにわ男子』としゃべってましたよ。『誰か意見のある人は手を挙げて』って、挙手を促したりして(笑)」

 

プライベートでは、“後輩にいじられてみんなから愛されるかわいい女性”が理想だと話す。

 

「“おひとりさま”といっても人間ひとりで生きているわけではないので。どれだけ周りに支えてくれる人がいるかが大切。そんな宝のような人が来てくれる自分でありたい。そう思っていれば、いつか竹野内豊が寄って来ると思います(笑)」

 

(取材・文:インタビューマン山下)

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