「芝居以外で話すのおこがましい」『カムカム』竹村夫妻が明かす深津絵里への愛
画像を見る 昨年2月、巨大なトートバッグを抱えてジムに向かう深津

 

■「プロポーズの場面、どこで正座するか話し合いを」(村田)

 

視聴者が涙ぐんだのが、錠一郎が竹村夫妻に「サッチモちゃんを僕にください」とプロポーズしたシーン。戸惑うるいに竹村夫妻は“温かい親心”で、るいの幸せへと背中を押した名場面だ。

 

村田:『いつまでもおられても困るわ』と切り出した和子さんの言葉を要約すると「私たちは、あなた(るい)が通り過ぎていく1つのオアシスでいいんだよと。自由に好きに、私たちから巣立っていってね」なんです。このせりふに僕は、感情がグワ〜ッと来てしまった。

 

濱田:そう言わないと私たちに恩を感じて、るいがためらってしまうから。和子が優しく突き放し、平助さんにバシッときめてもらう。

 

村田:ジョー君が正座して「僕にください」と言う場所は話し合いました。部屋の畳ではないし、土間に座ると土下座になり意味が違う。そこで畳から店の土間に下りる縁側のような狭い所しかないねとなって。平助もジョーと同じで、そこそこ大きな男2人が狭いところに正座して「娘をよろしく」と応じることにしたんです。

 

濱田:みんながみんなを思い合う気持ちがあふれていましたね。るいちゃんのことが大好きやし、るいちゃんを好きでいてくれる大月君のことも好きやし。寂しいけど幸せなシーンでした。

 

村田:結婚して京都へ旅立ったるいには、つらいことがあったら戻っておいで、部屋はそのままにしておくからと伝えたい。そして深津さんには、ほかの作品でもいいお芝居をされて賞を受賞されても、これから“父”としてずっと見守っていきたいです。

 

ネット上では《竹村夫妻ロス》と惜しまれるほど大阪編を彩ったお2人。再出演を期待したい!

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