かとうれいこ「スキー場で三上博史似をチェック」したデビュー前キャンパスライフ
画像を見る 高校2年生の頃、修学旅行に行ったときの、かとうさん

 

「最初、事務所の社長のことを“怪しい”と思ってしまい、返事は保留していたのですが、ちょうどその時期、所属していた堀江しのぶさんが夭折し、憔悴した社長の姿が、テレビで映されたんです。コメントする様子にも誠実さを感じて、“何か手助けができれば”と、事務所に入ることに」

 

大学2年で芸能界デビューすると、次々にレギュラー番組が決まっていった。

 

「歌番組がどんどんなくなっていき、逆に増えていったバラエティ番組のアシスタントのお仕事をいただけました。人気絶頂のウッチャンナンチャンさんやB21スペシャルさんが司会の『お笑いベストヒット』(’88~’89年・TBS系)という番組で、アシスタントを担当できたのも、幸運でした」

 

目の回るような忙しさで、ドラマの収録先からイベントに出演するため、ヘリコプターで移動したり、寝不足のため、目の血管が切れて充血してしまったことも。

 

「マハラジャやジュリアナなど、夜の六本木は若い人たちであふれていましたが、仕事が忙しくて、同年代が楽しむ遊びは体験できませんでした。だからこそ、デビュー前、映画の影響でスキーを楽しめたことは、私にとって貴重な体験でしたね」

 

若いときでしか得られない、まばゆい時間を過ごした’80年代でもあったのだ。

 

【PROFILE】

かとうれいこ

’69年、埼玉県生まれ。’88年、グラビアアイドルとしてデビューし、’90年のクラリオンガールに選出。女優としても活躍し、’92年のドラマ『あなただけ見えない』では憧れの三上博史とも共演。’01年のプロゴルファー・横尾要との結婚を機に休業に入ったが、’12年に芸能界復帰し、以降、バラエティやドラマなどで活躍している

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