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「血液のがんと診断され、抗がん剤治療を目指しているとき、免疫力が弱まったせいで敗血症に……。39度、40度の熱が2~3週間続くとさすがにキツくて“もうだめか”とあきらめた瞬間もありました」こう振り返るのは、俳優の佐野史郎(67)だ。多発性骨髄腫の治療から生還し、再び演じることの喜びを感じる日々に至るまでを本誌に語ったーー。「昨年4月、熊本県の映画祭に出席したときに少しだ...

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