最新刊は『かいけつゾロリ きょうりゅうママをすくえ!』。なんと72巻目! 画像を見る

昨年、「1人の作者が物語とイラストを執筆した児童書シリーズの最多巻数」としてギネス世界記録に認定された「かいけつゾロリ」シリーズ(ポプラ社)。

 

読みだしたら止まらないドキドキの物語展開に加え、おやじギャグ、パロディや隠し絵などのワクワクさせる、“工夫”も人気のひとつ。そんなゾロリの秘密を著者の原ゆたかさん(69)に5つ教えてもらった。

 

■ゾロリは、ほかの作品の脇役キャラだった

 

ゾロリは、児童書「ほうれんそうマン」シリーズ(ポプラ社・みづしま志穂:作)の悪役の脇役キャラだった。「作者がお休みすることになって、ゾロリを主人公で本にしないかと話があり、僕が物語も書くように。もともと作家ではなく絵描きだったので、5巻も書けたらいいと思っていました」(原さん、以下同)

 

■ゾロリのモデルは水戸黄門と寅さん

 

イシシとノシシをお供に旅を続ける構想は『水戸黄門』(TBS系)にヒントを得たという。うまくいかなくてもいつも明るいゾロリは「失敗も笑い飛ばして前進する『無責任男』シリーズの植木等さん(享年80)と、自分はふられても周りの人を幸せにする『男はつらいよ』の寅さんが原点です」。原さんの好きなものが満載だ!

 

■旬の人が登場していて盛り上げていた

 

パロディが隠し味?“美白の女王”として人気を博した料理研究家の鈴木その子さん(享年68)も雪女「ふぶきそのこ」として登場。1990年代に活躍したスーパーモデルのシンディ・クロフォード(56)は「シンディ・クロヒョード」として出演。「気づかなくてもお話は楽しんでもらえるし今の子供にはわからない小ネタもあるけど、親子で読んで話が盛り上がってくれたらうれしいですね」

 

■作品作りの「最強のサポート役」は?

 

多くの漫画家などがつけているアシスタントをつけずにずっと1人でゾロリを作ってきた原さん。「最近では、同じく児童書作家で妻の原京子が作画のサポートや文章のアドバイスをしてくれるので、本当に助かっています」。京子さんが物語を、ゆたかさんが絵を担当している「イシシとノシシのスッポコペッポコへんてこ話」シリーズも子供たちに人気だ!

 

■ゾロリの最終回の構想があった

 

いたずらの王者を目指し、ゾロリ城を建ててお姫様と結婚する夢を追い続けているゾロリ。「最終回の構想として、ゾロリに夢をかなえさせてあげようと考えたこともあるけど、お話が終わっても、ゾロリはずっと夢を追いかけ続けているほうがいいと思うようになりました」。亡くなった最愛のママと胸のZZマークの関連が明かされるという構想のひとつは2017年公開の映画『かいけつゾロリZZのひみつ』の1シーンに忍び込ませている。

 

ゾロリとイシシ、ノシシの旅はこれからも続く。次なる舞台をお楽しみに。

【関連画像】

関連カテゴリー: