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「原作の堯人(たかいひと)は、現実離れした美しさを持っているので、正直、自分とはぜんぜん違うなって(笑)。でもだからこそ、細かい所作や作法については、自分なりに精いっぱい勉強しました」

 

そう語るのは、大正ロマンを思わせる架空の時代が舞台の映画『わたしの幸せな結婚』(3月17日より公開)で、時の最高権力者・帝(てい)の息子であり、後継者でもある皇子・堯人を演じた大西流星(21)。束帯のような衣装に身を包み、高貴で凜とした姿を見せている。

 

「抑揚のない京ことばの話し方も難しかったんですけど、衣装や髪形のおかげもあって、世界観にはうまく溶け込めたかなと思います」

 

また、「異能」という特殊能力が存在するのも劇中の世界の特徴の一つ。堯人は、未来を予知する「天啓」という能力を持っているが、もし現実でも「異能」が使えるとしたら、大西はどんな能力がほしいのだろうか。

 

「最近、友達と休みの日が合わないので、他人のスケジュールを変更できる異能がほしいです。この能力があれば、自分の予定は変えなくてすみますし(笑)。せっかく予定を合わせた日に雨が降ったら嫌なので、天気を晴れにできる異能もあったらいいですね!」

 

俳優やアイドルとしてはもちろん、バラエティにも引っ張りだこで、多忙を極める大西らしい回答だ。そんな多方面での活躍ぶりの裏には、どんな努力があるのか聞いてみた。

 

「俳優の仕事は、とにかく楽しんでやらせていただいてます。素の自分とかけ離れた役にも、どんどん挑戦したいです。バラエティだと、毒舌を発揮してもいいトーク番組では、友達と話しているようなテンションを意識してますね。でも、アイドルとしての自分が求められるときには、キラキラ感を出して、ちゃんと猫をかぶるようにしてますよ(笑)」

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