「スベるもウケるも全部1人がいい」話題のピン芸人・街裏ぴんくが語った“漫談”への覚悟
画像を見る 自らの漫談を漫才にアレンジして挑んだ「M-1」だったが、思うように爆発を起こせなかった。

 

■「深夜の4時半くらいに僕の番組ができたら、もう死んでもいい(笑)」

 

6月24日には、上京してから15回目となる漫談独演会『Little theateR』を東京・浅草の「雷5656会館 ときわホール」で開催する街裏。現在、ホールで開催する独演会は3カ月に1回と、他の芸人と比べてもハイペースな印象だ。

 

それでも「前回から次回の独演会までの3カ月の間にできた新作を入れるようにしています」と、常に新ネタを作る努力を欠かさない。「どれだけ色んな話を書けるかという戦いはずっとしている」と“生みの苦しみ”を抱える一方、ネタを昇華させている実感もあるようだ。

 

「色んな種類の漫談を作ることによって、どんどん成長していってると思うんです。自分でも驚いてますね、ファンタジーの1人しゃべりでここまで色んな種類のネタが作れたっていうのは驕りですけど。やり始めた時は、ここまでできるとは思ってなかったかもしれません。よくないところを削ぎ落とし続けてるから、進化してる。円を描きながらどんどん上にあがっていってるイメージです」

 

そんな街裏に「もっとも影響を受けた芸人は?」と尋ねると、「一番はダウンタウンですね」と明かした。

 

「『ガキの使い』のハガキトークというコーナーで、視聴者が投稿した無茶振りに対して松本さんが嘘で話を作っていく。それを浜田さんがツッコんでいくのが好きでした。録画したビデオを夜通し一人暮らしの家で見て、寝る時も流してましたね。2人のあの感じ、ネタの内容、全て含めて大好きで。あれが『嘘をしゃべる』ということに対して、魅力が湧いた瞬間でした」

 

最後に、今後について聞いてみると。

 

「漫談でやってきたい。絶対いけると思ってるんで。深夜の4時半くらいに僕の番組ができたら、もう死んでもいい(笑)。どこで誰が見てるかわからんから、どこでどんなオファーがあるかわからんから。その時に備えて、『こんなことを1人しゃべりでできるんだぞ』っていう名作を生むしかないと思ってます。’15年にやった『ホイップクリーム』の漫談での、『こんな奴おったんか』みたいな爆発力は越えられてないんですよね。びっくりさせながら笑わせるみたいな。そこを埋めることができたら、絶対に自分の存在が知れ渡ると信じてます」

 

“孤高の漫談家”街裏ぴんくの信念が揺らぐことは決してないーー。

出典元:

WEB女性自身

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