「小学生のとき、地球儀を眺めていたら、広い世界への憧れが芽生えて。独学で英語の勉強を始めたのも、そのとき感じた思いがきっかけです」
そう話すのは、先日、30歳の誕生日を迎えたばかりの福士蒼汰。記念すべき30代最初の出演作、Huluオリジナル『「THE HEAD」Season2』(Huluにて独占配信中)で、長年の夢だった海外ドラマ初出演を果たした。
「俳優になってからは、20代のうちに海外作品に出演するのが目標だったので、今回のオファーは、すごくうれしかったです。もちろんプレッシャーもあったので、現地入りするまでの間に、みっちり練習して臨みました」
事前の準備のおかげで、現場では気を張りつつも、楽しく撮影に臨めたと語る福士。合間には、世界各国から集まった共演者たちとの交流も積極的に行っていたという。
「最初はできるだけ、誘われたらなんでも行くようにしていて、プールで遊んだり、古い町並みを見に行ったり。共演者の中に“忍術”を習っている人がいたので、一緒に稽古に参加したりもしました。徐々になじめるようになって、それからは自分のペースも大事にするようになりました。変に気負わず、リラックスしたコミュニケーションを取るほうが大事だと気付いたんです」
最後に、30歳という節目の年齢を迎えた福士に、新たな夢や目標について聞いてみた。
「今回の経験で、日本文化の独特さや強みを改めて知って、日本人はもっと世界で活躍できるはずだと感じました。英語がネイティブではない僕でも、海外に挑戦する姿を通じて、多くの人を勇気づけられたらうれしいです。国内はもちろん、海外の仕事も機会があれば、どんどん挑戦していきたいです!」