■真偽を確認するために電話をかけると――
「事務所に連絡して、スタッフに“K社”が講談社なのか光文社なのか確認してもらおう」と、電話をかけると男性が……、折悪しくスタッフが不在だったのか、東海林先生ご本人だったのだ。
――実は、確認させていただきたい点がありまして。……もしかして東海林先生ご本人でいらっしゃいますか?
「そうですよ」
――申し訳ございません! 『ショージ君の青春記』で『女性週刊誌を出しているK社なんかどうだろう』と、原稿を出版社に持ち込まれるシーンがあるのですが、これは講談社でしょうか? それとも弊社・光文社でしょうか?
「ああ、光文社ですね」
――その節は大変、失礼いたしました! ご著書にも大変傷つかれたとありました。
「まあ、いまは、かすかに覚えているくらいですから」
東海林先生、先輩編集者のご無礼と、突然のお電話、この場を借りて再度お詫び申し上げます……。
それにしても、もし『女性自身』で東海林先生の連載が始まっていたらと考えると、残念でならない。