「自由すぎる不自由」も。夏樹陽子さん流“70代の一人暮らし”の楽しみ方
画像を見る 夏樹さんの愛車である黄色いフェラーリ。大型車のアルファードもさっそうと乗りこなす(撮影:加治屋誠)

 

■健康でいるためにネガティブ要素は手放す

 

ひとり暮らしを楽しむために心がけているのは「健康でいること」。

 

「そのためには、食事、睡眠、精神的に穏やかでいることが大事です。

 

食事については、野菜、果物、タンパク質をしっかり摂ることを意識しています。冷蔵庫に常備しているのは小松菜、にんじん、ブロッコリー、アボカド、納豆、豆腐。野菜をグリーンスムージーにしていましたが、青虫になるような気がしてきちゃって(笑)。今はフルーツスムージーに。家では和食中心の自炊でお米も食べています」

 

精神面を保つポイントは、付き合う人をしっかり自分で選ぶこと。

 

「『病いは気から』といいますし、自分もなるべくネガティブな言葉を使わず、そういうことばかり言う人とは付き合わない。自分が整っていないときにマイナスなことばかり言われたらまいってしまうでしょ。相手を肯定することも大事ですよね。何か相談したときに、『それはあなたが悪いわね』なんて言われたら、たとえそうだとしても余計に落ち込んじゃいますから。私にも、何があっても絶対に肯定してくれる友人がいます」

 

大切な友人もいて、ひとり暮らしではあるが、孤独ではない。

 

「暮らしているのはひとり。でもひとりじゃないでしょ。素の自分を出せる人が、ひとりでもふたりでもいればいいじゃないですか。連絡だって1年に1回でもいい。自分に合う人や、思い出してくれる人を大切にしていきたいですね」

 

(取材・文:金子弥生)

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