放送中のドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(フジテレビ系、毎週土曜23時40分~)で、凝り固まった偏見を持つ中年男の主人公・誠を熱演している原田泰造(53)。FANTASTICS中島颯太(24)演じるゲイの青年と出会い、古い価値観をアップデートしていく姿が共感を呼んでいる。そんな29歳差の2人がギャップ対談!
――作中では、愛する人たちのため変わろうとする誠の奮闘が描かれていますが、ドラマを通して新しく学んだり、体験したことはありますか?
原田:「男は男らしくあるべき」という価値観で育ってきた古いタイプの人間なので、考えさせられることが多かったですね。BL好きの女性やかわいくなりたい男の子の存在は知っていたけれど、自分のなかでよく考えることはなかったんです。でも、このドラマを通して、新しい世界を知り、「自由な時代なんだ」と思うようになりました。
中島:僕は第2話の撮影で初めてコミケに行ったのが印象に残っています。コスプレイヤーの方にお話を聞かせてもらったんですが、みなさん目がキラキラしていてすごく楽しそうでした。でも自分の趣味嗜好について家族に話していない人もいて……。そんなリアルな実情を、役に落とし込んでいきたいと思いました。
――年の離れたお2人ですが、お互いの印象について教えてください。
中島:お世辞抜きで「こんなにいい人いるんだ!」って驚きましたね(笑)。でも、バラエティ番組のときは全然違って、「あれ? こんなにツッコむ人だっけ?」となりました(笑)。ふだんは優しく穏やかな方です。また、ひとつひとつの出来事に新鮮なリアクションをされていて、何に対しても興味津々なのがすごいです。
原田:うれしいなぁ(笑)。颯太くんはこういうドラマは初めてだと思うんだけど、ベテランさんみたいに場慣れしていて、俺なんかよりも構え方がどっしりしてるよね。そういうところ、本当に尊敬してるんだ。
中島:うわぁ、そんな恐縮です! これからもめちゃくちゃ頑張っていきます!
年の差を感じさせないほど仲よしな2人の共演を、最終回まで見守りたい!