■「早くここまで上がって来いよ」妹・夢に辛口エール
そんな鈴木をこれまで支えてきたのは両親だ。「子役時代は台本を覚えるのを手伝ってくれたり、現場への送り迎えをしてくれたり。今でも大きな支えになっています」と鈴木は語る。
また近頃は、妹の夢(17)も注目を集める存在。俳優だけでなくダンスボーカルユニット「PINK PRETZEL」のメンバーとしても活動する最愛の妹のことを芸能界の先輩として、どう思っているのだろうか。
「それこそ心無いことを言う人たちもいっぱいいると思うし、でもそれにめげないでほしいなと思いますね。『鈴木福の妹だから』っていうので注目してもらえている部分もあると思うし、それを逆に上手く使って、頑張って輝いてもらえたらいいなと思います。
まぁ、『早くここまで上がって来いよ』っていうか(笑)。『今で満足するなよ』とも思いますね。満足してないと思うけど。本人にも直接言いますよ、『自分は頑張っているって思っているかもしれないけど、足りないよ』って。『わかっている』とか『だけど』とか言われるんですけど(笑)。でも、本人なりに頑張ったらいいし。日々精進、努力して頑張れって感じですね」
20歳の誕生日当日に、『鈴木福 フォトエッセイ 笑う門には福来る』を出版する鈴木。本作は約3万字にわたって鈴木の思い出や考えが綴られており、両親や’11年のドラマ『妖怪人間ベム』(日本テレビ系)で共演したKAT-TUNの亀梨和也(38)との対談も収められている。
「20年って、あっという間だなって。エッセイを通して20年間の色々を伝えることができましたし、自分のことを知ってもらえる一冊になりました。テレビに出演したりすることが自分の“名刺”で、エッセイはもう少し先のやり取りというのかな。僕の表面だけではない部分をより深く知ってもらうための本になったと思います」
濃密な人生経験を活かして、鈴木はさらなる成長を遂げていく!