「がんを隠すものにしたくなかった」アグネス・チャンさん(70)が語る“乳がん克服と前向きに生きる秘訣”
画像を見る 今年、古希を迎えたアグネスさん。「弱気はダメ」亡き母の口癖が美の秘訣(撮影:加治屋誠)

 

■食事、運動、心の持ち方とほんの少しの習慣が大切

 

その若々しさ、そしてポジティブ生活の基本は「食事、運動、心の持ち方」として「ほんの少しの習慣が大切」と話す。

 

そんなアグネスさんの1日は「朝の光を浴びること」から始まる。

 

「朝起きたら真っ先にカーテンを開け、晴天なら窓も開けます。深呼吸しながら朝の光を浴びるだけで、ハッピーホルモンといわれる『セロトニン』が分泌されるんです」

 

アグネスさんは、朝日を浴びると「気持ちがシャキッとして、体の中のエンジンがゆっくり動き出す感覚になる」という。セロトニンの分泌には「部屋に花を置く」ことをすすめる。

 

「たった1輪でもいいんです。部屋の中に花があるだけで、パッと明るく、気持ちが華やぎますよ」

 

食事は「1日2食(+朝ジュース)」という組み合わせだ。

 

「朝ジュース」とは、「酵素たっぷりの生ジュース」のこと。ほうれん草、きゅうり、りんご、レモン、生姜を少しに、水を加えてジューサーでつくる。

 

「ジューサーで細かく砕けば、細胞壁が崩れて、酵素やビタミン、ファイトケミカルといった栄養が体に届きやすく、抗酸化作用もバッチリ」とアグネスさん。

 

食事は「だいたい11時ごろと18時ごろ」に取ることが多い。

 

「11時ごろの食事が1日のメインで、お肉や魚も食べて、バランスのいい食事を心がけます」

 

炭水化物は控えめにし、「ご飯は少なめ」だという。

 

「18時ごろの食事は、肉や野菜を入れた具だくさんのスープが中心。夜は主食を控えています」

 

かなりストイックに思えるが、

 

「ご安心ください。『たまにはスナック菓子やケーキ』も食べます。ストレスをためるほうが、よくないんです」

 

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