「おかげさまでちょっと落ち着いてね。本当にいろいろみなさんにはお世話になりました。新しい家? まだあんまり慣れていないね」
こう語るのは、今年9月、東京・北区にある自宅マンションが火災に遭ったことで大きな注目を集めた林家ぺー(83)。
出火当時、妻の林家パー子(77)が自宅におり、煙を吸って救急搬送された。幸い大きなけがはなかったものの、約38平米の部屋は住むことができなくなり、他の住人が住む部屋にも被害が及んでしまった。
しかし、その後は様々な助けの手が2人に差し伸べられ、なんとか生活を立て直すことが出来たようだ。スポーツ紙記者が語る。
「10月20日と11月4日の2回に渡り、同じ一門にあたる林家たい平さん(61)の声掛けでチャリティイベントが行われ、豪華なゲストが終結。第2回大会には、ペーさんの火災による被害にあった同じマンションの住民もかけつけるなど、心温まるイベントになりました。その後の報道によれば、同じ北区で新しい家も見つかったそうです」
しかし、火災から約3週間後に再び取材した際、ペーは「(パー子は)ちょっと元気じゃないですね……」とも語っており、結婚53年目を迎えた伴侶の様子を心配する一面も見られた。
今回の火災で愛猫4匹が焼死する事態となり、ひどく気持ちを落としていたといわれているパー子。年末も近づいてきた12月下旬の日、本誌はぺーに2人の近況を聞いた。
「新しく越したばかりの家でやっとテレビを買ったの。なんでか分かる? パー子が『どうしても(NHK大河ドラマの)『べらぼう』が見たい』って言うんだよ。火事に遭う前から『べらぼう』を見ていて、パー子は横浜流星さんのファンになっちゃったの。先日も最終回を見て興奮していましたよ」
パー子は好きなテレビ番組を楽しめるほどに回復したようだ。10月中旬には2人が愛する“大スター”のライブにも行ったという。
「私とパー子は郷ひろみさんの大ファンなの。郷さんのファンクラブに私たち夫妻が入って40年以上。10月には、郷さんの70歳を記念する日本武道館ライブにも行けてね。
だから今年の年越しは、新しいお家でパー子と一緒に紅白の郷さんを見るのを楽しみにしてるの。芸能界の七不思議のひとつは、そんな大スターが紅白の大トリになったことがないことだよ! あと年末に見たいのは、テレビ東京の『年忘れにっぽんの歌』かな……」
正月には仕事を控えているというペー。最後に来年の寄席への意気込みも聞くことが出来た。
「私もお正月から寄席に出る予定だから、どうぞよろしくお願いします。上野の『鈴本演芸場』と浅草の『浅草演芸ホール』のかけもちでやっていますから」
来年の2人の無事を祈りたい――。
画像ページ >【写真あり】外壁に、すすが残る林家ペーの自宅マンション(他1枚)
