令和版『ハイスクール!奇面組』で物星大を演じる戸谷菊之介(撮影:木村敦/Ajoite) 画像を見る

「前のアニメがあるだけに、正直、演じるプレッシャーはすごく大きかったです」

 

39年ぶりにアニメーションで復活する『ハイスクール!奇面組』(フジテレビ系)。伝説的作品の令和版で、物星大(ものほし・だい)の声を務める声優・戸谷菊之介(27)は、そう率直な思いを明かす。オーディションをきっかけに過去作にも目を通し、前任の塩沢兼人が演じた“大くん”を強く意識したという。

 

「どこまで寄せるべきか、自分の芝居をどう出すべきか、かなり悩みました。最初の収録では塩沢さんへのリスペクトを前面に出しましたが、ディレクターから『もっと可愛く』と言われて。そこで、自分なりの大くんを作っていっていいんだと気づいたんです」

 

原作の魅力でもある“色っぽさ”を大切にしながら、令和的な空気をまとわせる。そのバランスを探る日々は、やりがいと同時に緊張も伴う。

 

「周りのキャラクターがとにかく濃くて面白いので、自分に何ができるのか常に考えながら、無我夢中でやっています」

 

“奇面”を個性として受け止め、長所に変えていくのが奇面組の世界観だが、戸谷自身にもそんな一面があるそう。

 

「内弁慶なところが奇面かもしれません。初対面だと人見知りに見られるんですけど、仲よくなると一気にうるさくなるタイプなんです(笑)。相手に気を遣いすぎてしまうぶん、距離が縮まるまでに時間がかかる。でも、それも自分の個性かなと思っています」

 

’22年放送のテレビアニメ『チェンソーマン』では主人公・デンジの声を務め、一躍注目を浴びた当時のことを「ただ目の前の役に集中していた」と振り返る。

 

「どうなるかは全然想像できなかったけど、頑張ったことに反響があったのは純粋にうれしかったです。褒めてもらうのは今でも一番の原動力ですね」

 

令和に甦った『奇面組』の魅力は、世代を超える笑いだ。

 

「原作に忠実な部分もあれば、令和ナイズドされた要素もある。ギャグのテンポがとにかく速くて、変で、面白い。どの年代の方が見ても、きっと楽しめる作品だと思います」

 

【INFORMATION】

TVアニメ『ハイスクール!奇面組』

フジテレビ系にて金曜23時30分~、AT-Xにて日曜21:30~放送中のほか、各種配信サービスにて土曜12:00~順次配信開始。

 

【PROFILE】

とや・きくのすけ

’98年11月30日生まれ、東京都出身。’20年に声優デビューし、’22年にアニメ『チェンソーマン』で初主演を飾った。’24年に「第十八回 声優アワード」新人声優賞受賞。

 

画像ページ >【撮り下ろし写真あり】戸谷菊之介 次世代イケボの全力かわゆい♡(他4枚)

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