「養成所の同期はみんな“成仏”しました」観音日和 住職の息子が芸人に…現役僧侶の漫才コンビが語った“結成秘話”
画像を見る 築山弘知さん(左)と工藤弘道さん(右)。お坊さんらしく、漫才の始まりと終わりには「合掌」し、「ソワカ」と幸せを祈る。『オールナイトニッポン』単発パーソナリティをはじめ、大注目の漫才コンビ

 

■築50年のアパートで共同生活。風呂が沸かず、まるで滝行(苦笑)

 

築山 高円寺駅から徒歩25分。築50年ほどのアパートで、家賃は管理費込みで6万円。

 

工藤 野方駅からは5分ね。6畳の部屋に築山、4.5畳と収納の部屋に僕。

 

築山 変なレバーを回さないと風呂に火がつかなくてね。

 

工藤 調子が悪いときは、我慢するしかなくて。滝行みたいだった(苦笑)

 

築山 養成所に入るのに44万円かかるので、貯金を使いはたしたうえに、バイトもしてましたね。僕は「いきなりステーキ」のバイトの初日、ずっと肉を切る仕事をして気持ち悪くなって……3時間で「やめます」っていうと。店長が「いきなり!?」って。これ本当です。

 

工藤 バイトに出かけたのにずいぶん早く帰ってきたよね。僕はカラオケが好きなので、カラオケ店でバイトして。2人でネタ合わせに使ったりもしてましたね。お笑いの養成所では、50人ほどの同期の中で、50人中7組選抜メンバーが選ばれるのですが、僕らはその中に入れなかった。

 

築山 芸人になって最初の5年は、ライブにもエントリー費を払って出ているんです。1回当たり、コンビで2千円、3千円を払って、月に10本出ると3万円がかかる。

 

工藤 会場までの交通費もかかるし。昼間はいつオーディションや仕事が入るかわからない。それで夜10時~朝の9時までのコールセンターのバイトをやってます。最近、33歳になり、体が辛くなってきました(苦笑)。1年目~5年目は、生活費に加えてライブのエントリー費も稼がなきゃいけなかった。それは辛くて芸人辞めちゃうよね、みんな。

 

築山 養成所の同期、みんな“成仏”されまして。すごく面白かった人たちも、みんな芸人を辞めました。

 

工藤 10年で残ったの、結局僕ら2人だけだもんね。

 

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出典元:

WEB女性自身

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