■治療中断後、hCG値は低下 「主治医も驚いていた」
退院直後は、歩くこともままならなかったという。
「地面が揺れているような浮遊感があり、怖くて歩けませんでした。薬剤師さんから治療薬の影響だと説明を受けていましたが、薬が抜けるにつれて、少しずつ症状は治まっていきました」
口内炎などの症状も改善し、再び食事が取れるようになった。
「きちんと食べて、ときどき歩く。これはあくまで私個人の実感ですが、自分に合うと感じる漢方薬にも出合いました。少しずつ体力が戻っていると感じています」
現在も通院し、血液検査や画像検査を続けている。豊岡さんによると、病状の目安となるhCG値は低下しているという。
「レントゲンでは肺もきれいになっていました。子宮内には多少病変が残っているものの、現時点では活発な動きは見られない、という説明でした。強い抗がん剤が必要だと言っていた主治医も、この結果には驚いていました」
■半年ぶりにAVの現場へ 女優ではなく「裏方」として復帰
少しずつ体力を取り戻した豊岡さんは、半年近く離れていたAVの撮影現場へ戻った。ただし、出演者としてではなく、スタッフとしてだった。
「女優としての仕事はまだできていませんが、現場が好きなので、いまはADとして携わっています。スタジオにセットを組んだり、女優さんの様子を見たり、裸でいる時間にはバスローブをかけてあげたり。サポート役ですね」
久しぶりに戻った現場は、豊岡さんを温かく迎えてくれたという。
「『ああ、こんな感じだったな』と、家に帰ってきたような安心感がありました。みんなで一つの作品を作る一体感や、完成したときの達成感が好きなんです」
