image CGなし、ワイヤーなしの超絶アクションで映画界に衝撃を与えたタイ映画『マッハ!』の主演俳優トニー・ジャーが、今度は自らメガホンをとり、武術指導・原案も手がけたアクション・ムービー『マッハ! 弐』が9日土曜日より公開されます。これまでムエタイにこだわり続けた彼が、カンフー、剣術、サブミッションなどの格闘術を使ったアクションに初挑戦。酔拳や寝技、日本刀から三節棍、縄標などの武器、さらにはタイ舞踊まで、その超人的身体能力を余す処なく披露しています! 

新春にふさわしい(!?)、痛快爽快なアクション。映画館を出るころは間違いなく『スッキリ』していることでしょう。格闘技好きの女子、アクション映画好きの女子ならば必見。『この胸のもやもやをスッキリさせたーい!』という人にもおすすめですっ!

2010年お正月第弐弾 シネマスクエアとうきゅう他 全国ロードショー!

 

一、 CGを使いません

 

二、 ワイヤーを使いません

 

三、 スタントマンを使いません

 

四、 早回しを使いません

五、 今回はムエタイ以外も使います

監督・原案・武術指導、トニー・ジャー! 
これまでの作品でも武術指導やアクション監督を努めてきたトニー・ジャー。いかに新鮮な驚きと感動を観客に与えるアクション・シーンを作り出すか―――常にそれだけを考え続け、努力してきた彼が辿り着いたのは、歴代のアクションスターがそうだったように、自身でメガホンを取るということ。『マッハ!弐』には、世界初!荒れ狂う象の群れの迫力を利用した“象の背渡り”など、トニーならではのアイデアで、彼にしか出来ないアクションシーンが満載。またトニーの兄弟弟子で『七人のマッハ!!!!!!!』の主演、ダン・チューポンとの対決はファン必見!

 

トニー・ジャー(ティン/監督・原案・武術指導)
1976年2月5日バンコク郊外スリン生まれ。本名パノム・イーラム。
ジャッキー・チェンに憧れて武術の練習を始め、タイで撮影された『モータル・コンバット2』(97)でロビン・ショウのスタントマンとして出演したのを機に注目を集める。『マッハ!』(03)で初の主役に。この映画は、世界中で大ヒットし、トニーはタイのトップアクションスターの地位を築き上げた。続く『トム・ヤム・クン!』(05)では4分間長回しワンカットなどの超絶アクションを披露、全米でも公開され話題となった。07年に中国の深川で開催された“Martial Arts Global Celebration”では、名だたるアクション俳優を抑え最優秀アクション俳優賞を受賞した。 

image


(物語)

アユタヤ王国による侵略が進むタイ。東の王国では家臣ラーチャセーナによるクーデターがおき、国王とその妻が殺されるが、息子のティン(トニー・ジャー)だけが、悪名高い山賊「ガルーダの翼峰」のリーダー、チューナンに救われ、彼らの住む山奥の村で生活することになる。そこには、ムエタイ、剣術、カンフーなどありとあらゆる格闘技の使い手たちがいた。ティンは彼らから十数年にわたり徹底的な教えを受け、やがて究極の戦士へと成長する。チューナンはティンを自分の跡目にと考え、ティンもチューナンを父のように慕っていたが、ティンにはどうしてもやり遂げなければならないことがあった。それは父と母を殺したラーチャセーナへの復讐。そんなある日、ラーチャセーナがティンの親から奪い取った領土に王朝を設立し、初代王に就くという知らせが入る。想いを果たすべく、ティンは即位式に一人乗り込んでいく。本物の戦いが、今始まる!

 

トニー・ジャー  インタビュー                                                  
Q.『マッハ!弐』の着想は、『マッハ!』や『トム・ヤム・クン』のプロモーションで世界中を旅しているときに得たそうですね?

Venomous Man”という短編のことを思い出した。その作品の狙いは、世界中のあらゆる格闘技を、それがタイや中国や日本や韓国や他国の格闘法だと区別せずに、ひとつの映画の中で見せることだった。そのアイデアを念頭に置き、可能な限り多くの格闘技を学びに行った。例えば、タイの古式ムエタイ、ムエタイ・チャイヤー、ムエタイ・コラート、ムエタイ・ロッブリー、カンフー、忍術、Taifudo(カンフー、忍術、柔道、ムエタイなど、数種類の格闘技を合体させてできたもの)など。それぞれの格闘技について何人かの師匠にアドバイスをもらい、哲学や真髄を教えてもらった。だから、『マッハ!弐』ではそれらすべての格闘技の大切な価値観を描くことにしたんだ。

 Q.今回初めて監督に挑戦してみての感想は?

「俳優だけやっていた頃は、脚本で自分が担当するところしか気にしていなかった。それでも演じるだけじゃなく、アクションの動きをマスターするという課題をこなさなければならなかったから、当時の僕には大変な作業だった。でも監督になった今はそれだけでなく、全体像を完璧に理解してなければならない。たとえば、ありとあらゆる格闘技、信念とカルマに関する仏教の教え、幸福と悲しみの帰結について学ばなくてはならないし、どんなに小さいディテールも練り上げなければならなかった。だからすべてのロケーションを自分で視察したよ。山賊のアジトのシーンを撮影するためにチェンライのプーチーファー頂とルーイのパボン頂に行き、象を追いかけるシーンのためにスリン県に行き、40000平方メートルの敷地に数階建ての大掛かりなセットを作るためにラヨーン県に行き、その他にもサラブリー県、ナコーンラチャシマー県、ウボンラーチャターニー県、クラビー県や他の場所にも行った。自分で行かなければならなかった。コーン(タイの仮面舞踊)の動きを記した石像を見るためにカンボジアにある石の城にも行ったよ。」

Q.今回のティンは複雑な環境に育ったキャラクターですね。

「エゥ先生ことオンチュマー・ユッターウォング(タイの有名な演技コーチ)の元で演技力の指導を受けたんだ。心のありかたをどうコントロールするかを学んだよ。自分が持っている一番強い力は心の中にあって、どうやってそれを解放するかというのをね。彼女は僕に、それぞれのキャラクターの背景を教えてくれた。Aew先生はまた、チェット先生(2006年度シットパートン賞舞台芸術部門を受賞したピチェ・クランチェン)にもひきあわせてくれた。彼は舞台芸術の世界では先生の中の先生といえるものすごい人なんだ。特にコーンに関してはね。彼は僕にコーンというものを教えてくれたんだ。」

Q.あなたが生み出したという新しい格闘法“ナーターユット”について教えてください。

「まずコーンと格闘技を融合させることを考え始めた。ワークショップをやり、それを録画したものを見てみたら、風変わりなんだけどとても惹き付けられるものだった。新しい格闘法になっていたんだ。闘いの型ひとつひとつが他にはないものだった。後にムエタイの師匠たちから聞いたことなんだけど、ムエタイの動きは実はコーンから来ていて、コーンにも刀や棒を使った踊り、そしてムエタイの動きがあるんだ。そこで、遺跡に彫刻を観に行くことにした。ラーマーヤナに出てくるハヌマーンがつかみあうポーズを取っている石像を見つけたよ。ラーマとラクシュマナがラーヴァナや悪魔たちと戦っている彫刻もある。猿やガルーダや大蛇たちの彫刻もね。それですべてのパーツを組み合わせて、『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』とはまったく違う格闘法を編み出すことができた。それがタイ舞踊と格闘技が融合した“ナーターユット”という格闘法なんだ。“ナーター”はダンス、“ユット”は闘いという意味。“ナーターユット”は、ダンスの動きを戦闘に取り入れたものだから、やるためには判断力、集中力、そして知性が必要になるんだ。このような格闘法は世界中のどこにもないと確信しているよ。カンフー、ムエタイ、剣術と棒術、そして侍の刀技など、世界にあるマーシャツ・アーツを見せられるんだ。」

『マッハ! 弐』 2010年お正月第弐弾 シネマスクエアとうきゅう他 全国ロードショー!