1つの国に2人の王は存在しないように、カントリー界にも複数の女王は共存できないようだ。
カントリーシンガー、キャリー・アンダーウッドが『<a href=”http://www.allure.com/” target=”blank”>Allure</a>』誌のインタビューで、<a href=”http://www.cmaworld.com/” target=”blank”>CMAアワード(カントリーミュージック協会賞)</a>の受賞式で共演したテイラー・スウィフトについて聞かれ、こう応えている。
「私は彼女とは親しくないわ。イベントには別々に出たし、同時に同じ場所には絶対いなかった」
アンダーウッドは29歳。アメリカン・アイドル シーズン4の優勝者で、2007年にはグラミー賞新人賞も受賞している実力派アーティストだ。対してスウィフトは若干23歳にしてデビュー時期も近く、ヒット曲を立て続けに生みだして長者番付の上位に食い込む奮闘ぶり。豊富な恋愛遍歴も手伝って世界的な知名度は誰が見てもスウィフトの方が上だ。これがアンダーウッドはおもしろくないのかもしれない。
「悪いけど、今年(2012年)3週連続でカントリーチャートの首位に輝いたのは私だけなのよ。3週よ」と同インタビューで念を押している。
アンダーウッドも2005年のデビュー当時は「オーディション番組出身のぽっと出」として、カントリー業界で冷遇されていた経験がある。スウィフトはハリー・スタイルズと破局したばかりであるし、先輩として、もう少し寛大な態度を取ってもいいような気もする。
ちなみに、先述したCMAアワードの女性ボーカリスト部門ではアンダーウッドもスウィフトも落選、オーディション番組出身のミランダ・ランバート(29)が選ばれた。