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ABC News

米国時間6日、グラミー賞受賞歴もある実力派シンガー、ローリン・ヒル(37)が連邦裁判所に出廷し、総額100万ドル(約9940万円)の所得税を滞納したとして、3カ月の服役を言い渡された。ABC Newsほか米国の複数のメディアが伝えている。

ヒルは昨年、2005年から2007年の間に得た所得180万ドルについての申告漏れを指摘され、これを認めている。6日の裁判ではさらに、2008年、2009年の2年間の所得230万ドルにかかるはずの所得税も納めていないことも明かとなった。数日前に慌てて90万ドルの税金を納めたが総額には及ばず、罰金を含んだ額を追徴課税される。

滞納にについてヒルは、納税通知を受け取ったタイミングが、自身の治療と6人の子どもの育児のために音楽ビジネスの一線から退いていた期間であり、支払い能力がなかったと説明。

弁護士はヒルが行っている慈善事業や家族が置かれている状況、そして税金を支払う意志があるということを主張して執行猶予を求めたが、検察側は、素直に罪を認めず、自己弁護に徹するヒルの姿勢を攻撃。「納税義務があったにも関わらず、彼女は何年もの間、そのことについてまったく注意を払わなかった」と裁判官に訴えた。

判決は3カ月の服役及び6万ドル(約596万円)の罰金。刑期終了後も1年間は仮釈放として扱われ、最初の3カ月は自宅拘禁が命じられるという。

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