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Deadline

人気テレビドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』で主役のトニー・ソプラノを演じていたジェームズ・ギャンドルフィーニがイタリアで死去していたことがわかった。Deadlineによると死因は心臓発作だという。享年51歳。

ギャンドルフィーニはシチリアで開催される第59回タオルミーナ映画祭に出席するため、現地入りしていた。

大柄な体格と迫力のある顔立ちから悪役を振られることが多かったギャンドルフィーニ。もともとは舞台出身で、1992年『欲望という名の電車』でブロードウェイデビュー。1999年スタートの『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』ではマフィアのボスを演じ、エミー賞を3回も受賞した(ノミネートは6回)。番組はシーズン6を数える人気シリーズとなり、日本でもオンエアされて多くのファンを獲得した。

制作したHBOの前会長兼CEOクリス・アルブレヒトは訃報に際し、「心底びっくりしたよ。ロレイン・ブラッコ(ジェニファー・メルフィ役)から聞いて、すぐにブラッド・グレイ(プロデューサー)に知らせたら、彼はデヴィッド・チェイス(ショーランナー)の連絡を受けたばかりだった。我々は皆家族だった。本当に、ものすごい損失だよ」と肩を落とした。

またHBOも以下のように声明を述べている。

「私たち全員、ショックを受けています。我々家族の中でも最愛のメンバーを失い、計り知れない悲しみにうちひしがれています。彼は特別な人でした。素晴らしい才能に恵まれていましたが、それよりも重要なのは彼が本当に紳士的で、愛すべき人だったということ。地位や役職など気にせず、全ての人に対して等しく尊敬の心を持って接していました。長年にわたり、彼は私たちにユーモアと温かさと謙遜の心を与えてくれました。奥様とお子様たちに心からお悔やみを申し上げます」

 

 

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