ひとたび成功したセレブリティは、そのうなるほどの財産にものを言わせて何かとわがままになりがちだ。マドンナはツアーで滞在するホテルの部屋を全面的に改装させ、レディー・ガガも付き人に24時間体制で世話を要求することが知られている。そんなわがままディーヴァたちに、ケイティ・ペリーも仲間入りを果たしてしまったようだ。
英Daily Star紙によると、ファンやメディアの目の届かない舞台裏でのペリーは、新鮮な果物や野菜を常に用意させ、それを洗ってカットし、皿に盛りつける専用の人員を要求するという。
「どうかしてますよ。ケイティはテレビでは現実的な人だと言われているけれど、まさか彼女がここまでディーヴァ然とした要求をしてくるとは思いませんでした」と関係者は同紙に告発する。
ペリーは整形手術に頼らないボディが自慢であり、プロポーションを維持するために食べ物に関しては非常に気を遣っている。口にする主なものといえばリンゴ、乾燥イチジク、セロリ、豆類、ブドウにパイナップル。そして欠かせないのがキンキンに冷やした白ワイン「ピノ・グリージョ リゼルヴァ」だ。1日に3本は消費するという。スタッフはこれらの食料を常に用意しておかなければならない。
また、楽屋のインテリアにもこだわりがあり、カスタムメイドのフランス製ランプと、クリーム色のラグ、そして彼女の名前があしらわれたディレクターズチェアは、必ず必要なもののリストに入っている。そして部屋を大量の白とピンク色の花で飾り、クロゼットにはたくさんの洋服とかわいらしいコスメを詰め込んでおくことが必須なのだとか。ちなみにカーネーションはNGらしい。
「私たちスタッフは彼女に決して話しかけてはならないと言い渡されました。特に写真を撮ったりサインをねだるのは御法度。コンサートの前に彼女を怒らせてしまうからです」と、前出のスタッフは話す。
そんな彼女だが、とても気前が良いことでも知られている。実際、今回のツアーでもスタッフの食事に1000ポンド(約17万円)をポンと出していたとも同紙で報じられていた。記事に寄せられた読者からのコメントには、「果物と野菜を洗って切れって?阿呆か!」と安易に噛み付くものもあったが、「彼女は自分の努力でカネを稼いで、それを使うことで雇用も生まれているんだから、こういう文句はお門違いだよ」といったように、ペリーを擁護する声が多く見られた。