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昨年のアカデミー賞授賞式でプレゼンターを務めたリーアム・ニーソン
Michael Yada / ©A.M.P.A.S.

62歳にして数々のアクション映画に出演し、「最強の60代」との異名を取るリーアム・ニーソン。キャリアはすこぶる順調だが、私生活では5年前に最愛の妻を事故で失うという悲劇に見舞われている。英国の男性誌「Loaded」のインタビューに応え、当時の様子について口を開いた。

 

「彼女の死はあってはならないものだった。今でもそう思っているよ。亡くなって2、3年くらいは、彼女がドアを開けて、声をかけてくれる幻を見ていたんだ」

 

ニーソンは1994年に妻、ナターシャ・リチャードソンと結婚。1995年に長男、1996年に次男が誕生し、幸せな生活を送っていた。しかし、2009年、カナダでスキーをしていたナターシャが転倒事故を起こして病院へ運ばれたが、間もなく昏睡状態に陥り、脳死と診断された。

 

「僕は彼女のそばへ行き、愛しているよと話しかけた。『僕のかわいい人、もう、戻ってこないんだね』と言ったよ。彼女と僕の間には約束があったんだ。もし、僕らのうちどちらかが植物状態になったら、プラグを引き抜こうって。彼女はそのとき、チューブだらけだった。僕はすぐに決断した。そして、彼女は旅立ったんだ」

 

葬儀のときは悲しみのあまり憔悴し、まともに歩くことができなかったというニーソン。現在は、2人の息子と米国で3人暮らしをしている。

 

 

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