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2010年、第82回アカデミー賞でプレゼンターを務めたロビン・ウィリアムズ
John Farrell / ©A.M.P.A.S.

米国時間11日昼、俳優・コメディアンのロビン・ウィリアムズが63歳という若さでこの世を去った。この訃報は瞬く間に世界中を駆け巡り、多くの追悼の言葉がSNSに書き込まれている。

 

代理人によると、晩年は重いうつ病に苦しんでいたというウィリアムズ。地元保安官事務所は死因は窒息であり、自殺であったと見ている。

 

偉大な才能を突如失ったことに、多くの俳優や映画製作会社のスタッフなどの仕事仲間、ファン、そして残された家族は尋常ではないショックを受けている。しかし我々は、まだ彼の新作を“待つ”ことができる。ウィリアムズは死去前に、4本の映画を撮り終えていたのだ。

 

まずは「ナイト ミュージアム」シリーズの第3作目にあたる「Night at the Museum: Secret of the Tomb(原題)」。1作目からセオドア・ルーズベルト役で出演し、最新作にも続投している。5月に製作は完了しており、今年の12月19日に米国で公開される運びだ。

 

家族をテーマにしたコメディ「Merry Friggin’ Christmas(原題)」は11月7日に公開予定。共演は『ギルモア・ガールズ』のローレン・グレアム、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』で欲求不満の主婦を演じたウェンディ・マクレンドン=コーヴィら。ホリデーシーズンの幕開けにふさわしい、明るく笑える作品だ。

 

来年公開のSFコメディ「Absolutely Anything(原題)」では犬の役で声の出演をしている。ウィリアムズは『アラジン』や『A.I.』など、吹き替えでも卓越した演技力を発揮していた。

 

4月のトライベッカ映画祭でプレミア上映された「Boulevard」は、コメディではなく人間を深く描き出すドラマだ。銀行員のノーラン・マック(ウィリアムズ)は26年間、単調な仕事を続けていた。妻のジョイ(キャシー・ベイカー)との生活も代わり映えせず、ただお互いを便利に思って同居しているだけ。しかし、見知らぬ土地をあてもなくドライブしているときにレオ(ロベルト・アギーレ)という名の若い男と出会ったことがきっかけで、その人生は大きく変わっていく。公開日は未定だ。

 

 

ウィリアムズは生前、CNNのインタビューで「天国に行ってもステージに立ちますか?」と聞かれてこう答えていた。

 

「そうですね。そうするでしょう。客席の最前列にはモーツァルトやエルヴィス(・プレスリー)がいてくれたらいいですね。天国でも笑いは必要ですよ」

 

天国に行ってしまった彼の遺作を、今は楽しみに待ちたい。