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(C)Entertainment Weekly

あの『Xファイル』が、TVドラマとして復活するかもしれない。米フォックスの上層部がシリーズのリブートに関して協議していることが明らかとなった。Entertainment Weeklyが伝えている。

 

『Xファイル』は、FBIエージェントのフォックス・モルダー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)とダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン)が、宇宙人との接触や超常現象の解明に挑む姿を描いたドラマ。1993年の放映開始直後から爆発的にヒットし、日本でも社会現象となるほどの人気を博した。しかし、シーズンを重ねるごとに視聴率は下がり、2002年に終了。2008年にはTVシリーズ完結後のエピソードを収めた映画『Xファイル: 真実を求めて』が公開されたが、売り上げは全世界で1億ドルに届かず、興行としては失敗に終わっている。

 

そうは言っても、『Xファイル』のブランドが強力なものであることは誰もが認めるところだ。米フォックス・ネットワークの重役ゲイリー・ニューマンは「我々が『Xファイル』について話をしていることは事実です。いつかまた、皆さんにお見せできたらと願っています」と発言。また同じくフォックスで強権を振るうダナ・ウォールデンは「ゲイリーと私は『Xファイル』の全シリーズに関わってきましたが、あれは素晴らしい経験でした。以来、我々は(クリエイターの)クリス(・カーター)とデイヴィッド、ジリアンと良い関係を保っています」と、前向きな姿勢を見せながらも、こう続けた。「是非とも(新シリーズを)実現させたいと思っていますが、困難も伴います。俳優陣はとても忙しいし、複数の仕事を抱えています。クリスにはやるべきことが山ほどありますから、まず時間を作るところから始めなければいけません」。

 

そして最大の障壁として、主演俳優2人の多忙を挙げた。スカリー役のアンダーソンは『ハンニバル』『ザ・フォール(原題)』など、人気ドラマで重要な役どころを担っており、両シリーズとも現在継続中だ。ドゥカヴニーも主演ドラマ『カリフォルニケーション』は終了したが、新ドラマ『アクエリアス(原題)』での主演が決まっている。

 

前途多難ではあるが、役者のスケジュール次第では新生『Xファイル』の製作は大いにあり得るということだ。フォックスはこの他にも『プリズンブレイク』のリブートや、『24』の新シリーズなども視野に入れているという。2015年は懐かしい名作ドラマの新展開にスポットが集まりそうだ。

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