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ドナルド・トランプ氏のオフィシャルサイトより

2016年に行われる米大統領選で、共和党予備選の最有力候補者であるドナルド・トランプ氏の快進撃にスティーヴン・タイラーがストップをかけた。トランプ氏は選挙遊説の際にエアロスミスの名曲「Dream On」を使用しているが、バンド側が弁護士を通じてこれの使用を停止するよう正式に申し入れたのだ。

AP通信の報道によると、タイラーの弁護団はトランプ陣営が「Dream On」を使用することで「エアロスミスがトランプ氏と特別な関係にある、もしくはトランプ氏の大統領選出馬を支持しているとの間違った印象を与えかねない」として、書面で通告。タイラーは8月のトランプ陣営のアラバマ集会で同曲が使われた際にも使用停止を求めていたが、トランプ側はこれに応じなかったという。この度送付された書面では、今回もトランプ側が要請に応じない場合は「あらゆる法的手段を取る」と警告している。

弁護士団の1人、ディナ・ラポルト氏は「この要請はエアロスミスの作品を無許可で使用していることに対しての厳重な抗議である」と主張。「トランプ氏との政治的、または個人的な問題ではありません。スティーヴンは著作権改革のために共和党、民主党双方と共に懸命に動いています。彼の立ち位置は、常に著作権と知的財産権に関して一貫しています」。

共和党は選挙戦で伝統的に楽曲を無許可使用する傾向にある。タイラーは共和党員であり、8月の討論会にもギタリストのジョー・ペリーと共に出席していたが、たとえ共和党の候補者であっても著作権の侵害は容認しないという強い姿勢を貫いた。

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