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イスラム教徒を入国禁止にすべきだと発言し、国内外から激しい批判を受けているドナルド・トランプ氏(69)。来年の米大統領選挙に向けて共和党の指名争いのまっただ中である氏に対し、ホワイトハウスも「大統領の資格はない」と異例の声明を出すなど、波紋は広がるばかりだ。そして、“アメリカのシンボル”までが彼に反旗を翻していたことがわかった。

『TIME』誌恒例の「今年の人」で、トランプ氏はメルケル独首相に続く次点に選ばれた。8月には同誌の表紙を飾ったが、その写真撮影の舞台裏を収めた動画がYouTubeに公開された。

共演者はアメリカ合衆国の国鳥であるハクトウワシ。「サムおじさん」と名付けられた27歳のハクトウワシは、こういった撮影には慣れているはずであるにも関わらず、トランプ氏の手に乗せられると敵意をむき出しにして襲いかかろうとしている。氏は怯えた表情をしながら「髪、どんな感じ?」と尋ね、「ちょっと乱れてますね」とスタッフ撫でつけてもらう一幕も。

デスクに座っての撮影でも、談笑しながら何気なく手を伸ばしてきたトランプ氏に、サムおじさんは羽を広げて威嚇しながら噛み付くような仕草を見せている。急いで逃げる氏の表情には威厳の欠片もなく、早速GIFアニメ化されて拡散されているようだ。

動画に寄せられたコメントには、「トランプの頭はいい巣になるだろうね」「サムおじさんはこいつがファシストだってわかっているんだよ」「きっと悪魔に見えたんだろう」「動物にだってわかる、トランプのクズっぷり」など、トランプ氏を労る声は皆無だ。

問題発言より前の出来事ではあるが、「アメリカをもう一度偉大な国へ」をスローガンとして戦うトランプ氏が、アメリカの国鳥に忌み嫌われていたという皮肉なエピソードは、アンチ・トランプ派にとって格好の攻撃材料となりそうだ。

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