社会現象となっている「ポケモンGO」に続き、実写映画も……
写真:ZUMA Press/アフロ
『ポケットモンスター』の実写映画がいよいよ現実のものとなりそうだ。
これまで実写化の噂が流れるたびに、既存のゲーム・アニメファンは肝を冷やしてきた。「絶対に失敗する」「ポケモンのかわいさが実写で表現できるわけがない」……『ドラゴンボール』実写版の体たらくを目の当たりにした後であれば、当然の反応だろう。しかし、今度ばかりは噂だけでは終わらないようだ。
VarietyやEntertainment Weeklyの報道によると、レジェンダリー・エンタテインメントは株式会社ポケモンと提携し、ポケモン実写版シリーズの起ち上げを正式に発表する見込みだという。ストーリーはニンテンドー3DSで配信中の『名探偵ピカチュウ~新コンピ誕生~』を踏襲したものになる予定で、アニメ版のサトシに代表されるような「ポケモントレーナー」が主人公ではないようだ。
『名探偵ピカチュウ』は、人とポケモンが共存する街・ライムシティを舞台に、少年ティムと名探偵ピカチュウが様々な事件を解決する謎解きゲーム。通常のポケモンは言葉を話さないが、この作品のピカチュウは渋い声で流暢に話す。一人称は「オレ」だ。
米国で4月に公開されたディズニーの『ジャングル・ブック』は実写は人間のみ、動物や背景をフル3CGで描くことで見事な映像世界を体現した。現代のテクノロジーをもってすれば、ポケモンの独特な表現も可能となるかもしれない。
あらゆる制作は日本国外で行われ、東宝は配給の面で協力するという。制作開始は来年を予定している。